寝込んだお正月中に読んだもの | サーシャのひとり言

サーシャのひとり言

音楽や絵画など日々見たり聴いたりしたことの備忘録的ブログです。

✳️「王様ランキング」第6巻、十日草輔
相変わらず面白くて、毎週のwebアップもほぼ欠かさず読んでいます。
それにしても話が進むほど故ボッス王が女心を分からなかったのが諸悪の根源では・・と思えてきますね。
以前ボッジが獣の罠に嵌った時、不思議な一人暮らしの王様に出会いましたが、今回その息子キングボが出てきて少し伏線が回収されました。



✳️「サラディナーサ」全5巻、河惣益巳、白泉社文庫
私はKindle版で購入。
フェリペ2世時代のスペインを舞台とし、海軍力の中枢を担っていたフロンテーラ一族(フィクション)の女提督サラディナーサを主人公にしたコミックです。
絵柄は昔の少女漫画的でしたが、非常に面白くて一気に読めました。
何故かエル・グレコも大活躍します。
フェリペ2世推しの私としてはあまりにも・・そうあまりにもフェリペ2世が極悪非道に描かれていて(彼だけ絵柄が違う!!!)とほほでしたが・・。
一方フェリペ2世の異母弟ドン・フアン・デ・アウストリアがとても素敵!
ネーデルラントで死なずに生きていたという義経的ポジションもまた良い設定ですね。
ドン・フアン・デ・アウストリアは残っている肖像画も美形。ラブ

ちなみに彼はカール5世の唯一の妃イサベルの死の9年後に生まれた庶子です。

✳️「仁義なきキリスト教史」架紙恭介、ちくま文庫
拝読しているブロガー様が取り上げていらしてKindle版で購入。
イエス・キリストの伝道活動から始まり宗教改革までのキリスト教史を広島弁の仁侠ものとして描いた作品です。
と言うと何だかふざけて聞こえますが、初期キリスト教会の内部抗争(イエスの実弟ヤコブがダークに描かれすぎ!)や、コンスタンティヌス帝時代、イエスのキャラ設定が問題となったニカイア公会議など私的に馴染みのない辺りもオーバーな脚色も加わって凄く分かりやすかったです。
仁侠の世界に置き換えているので荒い言葉遣いが読んでいて疲れますが、よくこんな設定で書いたなぁとは感心してしまいましたよ。
悪名高い第4回十字軍、改めて別の本を読んでみたくなりました。




熱でぼうっとゴロゴロしている時はついスマホで見つけたものをポチッとしてしまってとても危険・・。

気がついた時にはついつい本を数冊、ワンピースとカーディガンまで。ガーン
オンワードのネットセールで買ったトッカのワンピース、春浅い時期のお出かけに着るのが今から楽しみです。