「線の迷宮〈ラビリンス〉III 齋藤芽生とフローラの神殿」目黒区美術館 | サーシャのひとり言

サーシャのひとり言

音楽や絵画など日々見たり聴いたりしたことの備忘録的ブログです。

3年前に「キュー王立植物園」の美術展で観てからすっかり魅了されたソーントン編の版画集「フローラの神殿」。
町田市立国際版画美術館所蔵の作品たち全30点が展示されると聞いて目黒区美術館に行ってきました。

齋藤芽生さんの事は初めて知りました。
フローラの神殿に影響を受けられたとのこと。
独特の文学的なイメージを持つ作品の数々は、好き嫌いの分かれるところだと思いますが、描かれた「美しいだけでは無い花の世界」、結構好みかも。照れ

齋藤さんは私よりお若い女性のようですが、何となく昭和の香りと言いますか、一緒に行った夫曰く「寺山修司の映像作品っぽい」。
私もそれには同感です。
ちょっとおどろおどろしくて、見てはいけないのにどうしても見てしまうような・・。



齋藤さんの作品の中からいくつか気にいったものを。

想像上の植物。
シニカルな説明文がまた面白い!


「晒野団地四畳半詣」シリーズより
「花咲爺の色褪せぬ神木」

「姥捨小町鉄の浮橋」








以前古書で購入したフローラの神殿。
大判です。
超愛蔵版・・。ラブ

異国情緒あふれる壮大な自然や廃墟の描かれた背景。
そしてそこに咲く場違いな花々・・。
フローラの神殿の世界、凄く好きです。ラブ



この日は改めてオリジナルの美しさを堪能してきました。

ちなみに上の画集ではドラゴン・アルムの第二版が掲載されていますが、展覧会では初版が展示されています。
私は全体に薄暗い初版の方が好みです〜。
でも背景に火山が描かれた第二版も捨て難し。
ちなみにドラゴン・アルムは砂地に育つ無害な植物で、実を食べなければ害は無いそうです。
とてもおどろおどろしく描かれていますが・・。

ドラゴン・アルム初版。