遠出をしないゴールデンウィークはDVDを見たりのんびりと。
カラヤン&ウィーン国立歌劇場管弦楽団のイル・トロヴァトーレ。
1978年収録。
40年も前の映像ですが、正直、これを超えるイル・トロヴァの映像ってあるのかな・・と言うレベルの全方位完璧舞台です。
キャストは
ルーナ伯爵 ピエロ・カップッチッリ
レオノーラ ライナ・カバイヴァンスカ
アズチェーナ フィオレンツァ・コッソット
マンリーコ プラシド・ドミンゴ
フェランド ホセ・ファン・ダム
ルイス ハインツ・ツェドニク
フェランドにファン・ダム・・贅沢としか言いようが無いです。
若きドミンゴも輝くような歌唱ですし、私の大好きなカップッチッリ
の素晴らしさ、もう男性を見る目がないレオノーラが悲しくなるくらいです。
とはいえ、この舞台で圧倒的な存在感を示すのは、2人の女性陣。
カバイヴァンスカの声質はどちらかと言うと私の好みではないのですが、それを上回る表現力と役柄ぴったりの毅然とした立ち居振る舞いと容姿。
マンリーコが生きていたと知った時の、信じてもいいのかしら、には涙が止まりません。
そしてアズチェーナのコッソット、重い鎖に繋がれての表情の迫力と考え尽くされたような完璧な語り、素晴らしいです。
この舞台は演出もカラヤン自身が手がけたもの。
こう言う映像を見るとやはり演出も含めた総合的なものがオペラの本来の在り方なのだとしみじみ感じます。
もちろん、演奏会形式の良さもあるとは思いますし、最近は演出家の独善的な読み替えが目立ちますけれど、私はやっぱりトータルな舞台が好きですね。
