秋田の旅 その5 秋田の民俗文化 | いつもお腹ペコペコランナー

以前の秋田の旅でもたくさん見ていますが、神社の仁王様も巡りました。

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神社の四隅で隅木を支えている力士像。他では見たことがありませんが秋田では所々で見ることができます。彫刻の得意な大工さんの仕事でしょうか、どれも表情が異なり面白いです。

大仙市 薬師神社 拝殿の前に立つと、力士がこっちを見ています!

 

 

真ん中に座っているタイプのものもありました。仙北市 金峯神社

 

 

 

美郷町 日吉神社

 

 

 

秋田市 磯前神社

 

 

 

 

横手市 稲荷神社

お腹に名前?が彫ってあるようです。

腕にもなにか彫ってあります。

 

 

愛宕神社

 

 

 

代掻きを終えた田んぼが広がり、雲が多いですが鳥海山が見えます。

 

貴船神社

 

 

沼館八幡神社の鬼瓦

 

 

 

 

 

仙北市 畑中部落の稲荷神社。

高みまで山道を登ると稲荷神社の社殿らしき小屋。狐の面が下がっていました。

ちょっとした広場になっていて、骨組みのようなものが木に立てかけてある。

 

道路まで下ってくると部落会館があって、中に新旧のお面がありました。右にぶら下がっているファイルに経緯が書かれていました。

100年以上前から住民の息災と悪病退散を願って続けられていた、部落の年中行事「人形建て」も 高齢化・限界集落化・農業形態の変化などにより存続困難となり 令和2年9月に終了することを決め、10月に解体した。大正12年に作られた先代の面と平成8年に作成された面 などは会館に保存しいつでも参拝できるようにしている。

人形建て の写真。鹿島様のような姿。

 

 

この後 小沼神社など参拝し、車で走っていると石習町辺りで祠発見。さっきのお面のようなものが収められています。

すごい迫力です。

 

 

そして翌々日 大曲の八幡神社。社殿は朽ち果てて解体されていましたが、祠の中にお面があります。

こちらは焦げたようなお面です。

その横に 稲荷神社のお人形様と同じような古い写真

ここも、今は行事は行われていないようです。

 

 

調べてみるとこんなページが有りました。

秋田県EWB観光案内所

 

お人形様は人形道祖神の一つであること、日本中に道祖神はたくさんあるけれど このような人形型の道祖神の数はおそらく秋田が日本一らしいこと などがわかりました。

そして、他のタイプの秋田の人形道祖神をすでにたくさん見ていることも。

その一部を 振り返って載せてみます。

 

羽州街道走り旅の途中で見た人形様タイプ。

大館 山田の道祖神

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大館  洞雲寺下の道祖神イメージ 13

 

大館 大日神社

赤鬼様とも鍾馗様とも呼ばれていて 人形道祖神と考えられるらしい。

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大館市 本郷神明社 木製の鐘馗様

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湯沢市の鹿島様

 

湯沢市 八幡神社 鹿島様

 

東成瀬町 石造鹿島様

 

旅をすると各地の生活、風習、信仰などの歴史を知ることができて、とても興味深いです。秋田県は神像石造物の種類も多く、興味はつきません。

 

         

 

            

           代掻くや村には焦げた仁王面