安曇野といえばアルプスを背景とする田園風景、双体道祖神などの石仏の素晴らしいところです。さらに、ここでは天蚕も行われているとのことで天蚕センターへ行きました。今日も花に包まれて。
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アルプス登山や石仏めぐり 廃線巡り 塩の道 など色々なことで訪れている安曇野地方ですが、今回は 安曇野天蚕センター そして鷹狩山登山 です。さらに2度目の修那羅と霊諍山へも行くという盛りだくさんのプランでした。
まずは筑北村の修那羅に。808体の石神仏が祀られているとのことです。沢山の愉快な発想の石仏を楽しみました。
千手観音。
一粒万倍 いいですね。もともとは一つの善行多くの良い結果をもたらすという仏教の言葉だそうです。
獄卒の鬼
格好いい蔵王権現
何をしてくれる神様かな。
続けて千曲市の霊諍山へ。大雲寺からグルッと廻ります。大雲寺はお城のような立派な石垣。
桜満開です。
自然歩道を登って霊諍山へ。
奪衣婆さま、お久しゅうございます。
普賢菩薩
ここにも、やっとこを持つ鬼がいました。
摩利支天もいます。
表情が迫力満点。
お寺の池には桜の絨毯が敷かれていました。
車の移動も、常に満開の桜を見ながら。特に、早朝の小川村の景色は素晴らしかった。(小川村は日本の里100選の一つです。)
安曇野のマンホールの蓋。カラーのは少なくて、見つけたカップルは幸せになるんですって、やった!
今回ゲットしたマンホールカード。裏面には説明書きがあり、それぞれの町の思いがこもっていて素敵です。AZUMINOのカードには・・・冬は大変寒く春の訪れを皆が待ちわびます。デザインでは雪解け水を湛え田植えを待つ田んぼに常念岳が鏡のように映し出されています。春の到来を告げる一場面です・・・
さて、安曇野天蚕センターに到着。これまでの絹の道では、家蚕飼育の変遷や産業遺産としての絹について学ぶことがほとんどでしたが 今回は天蚕、屋外で飼育する蚕です。明治以降代々の皇后様が皇居内で育てておられる、あの蚕です。
穂高有明地区では天明の時代から天蚕飼育が続いており、今でも100戸ほどの農家で飼育されているそうです。家蚕と異なる萌黄色の光沢やしなやかさのために珍重されますが、飼育が難しく生産量も限られるため高級品で、「繊維のダイヤモンド」とも呼ばれるのだそうです。
入口は、びす(繭の一番内側の白い部分、屑糸)で飾られていました。
こちらは眞子さまが訪問されたときに献上したクラッチバッグだそうです。
こちらは私が購入したペンケース、縦横の白いラインのみが天蚕の絹糸で 全体は家蚕の絹糸で作成されています。
家蚕の白い蚕とは違って、美しい萌黄色です。
絹糸もこんなに美しい色です。
ヤママユガ
卵
卵を紙にノリで貼り付け
クヌギの枝に貼り付けます。
孵化した蚕は葉っぱへ向かい
バリバリ食べてどんどん大きくなります。
大きくなると脱皮をしてまた食べて大きくなります。
そして葉の裏に繭を作ります。
知りたかった天蚕のことを勉強できて、嬉しかったです。
そして鷹狩山へ向かって車移動しますが、あちこちで以前訪ね歩いた大黒天を見かけます。
鷹狩山は曇りでしたが、花も咲いており、山頂展望所からアルプスも見えました。
ダンコウバイ
コシアブラかな。
タムシバ
可愛い色のキブシ
山頂からは安曇野の町とアルプス! 雲が多いですが、ダイナミックな景色。
爺ヶ岳と鹿島槍 素晴らしい景色です。
今年こそ行きたい、岩小屋沢岳・鳴沢岳・赤沢岳。
下山して、駐車場のある大町公園には大勢の人がお花見に来ていました。撮りたかった桜とアルプスの写真。いつか青空のときに再チャレンジしましょう。
続く