2/12は富士宮市の石仏巡り その後 村山浅間神社の大日堂へ行きました。
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まずは上稲子を歩きます。富士宮市と言ってもここからは富士山は見えません。富士川支流の稲子川に沿った谷間の集落です。
静岡県棚田等十選 の一つだそうです。棚田にも住宅にも石積がたくさん見られました。
すぐそこが身延ですから、日蓮宗の題目塔。
小さな茶畑もありました。
朝日を浴びる紅梅。
宇登(うとう)坂双体道祖神。文政2年。寄り添う感じはなく大きなブルマのような物をはいていておかしみのある双体道祖神です。
ここから柚野へ行くために車で桜峠を越えます。桜峠を越える道は 富士宮から身延へ向かう身延道の一つだそうで、桜峠には素晴らしい石仏群。
嘉永5年の勝軍地蔵。かっこいいですね。
馬頭観音が七基。安政6年のたてがみの見事な宝馬。
大正7年の馬頭観音
こちらも鬣が刻まれています。
もちろん日蓮宗のお題目塔も。文久2年 上稲子村の建立です。これより身延へ七里と道標も兼ねています。
上柚野へ出ると、広大な裾野をみせる富士山がどーん。素晴らしい展望。
どこからも望める富士山を背に多くの石造物が立っています。双体道祖神。
もちろん題目塔もたくさんあります。
素朴な合掌形の双体道祖神が風景にぴったり。
富士山からの水が育む畑。
水路が張り巡らされていました。
寛延2年のにこやかな双体道祖神。
福石神社。境内に溶岩が露出しています。
細~い腕で肩を組んでいるようです。
こちらは合掌形。
芝川から取水した大堀用水 これがさっき見た沢山の水路につながるのかな。富士宮市には水路や隧道の見どころがあるようなので いつか辿ってみたい。
芝川甌穴群と富士山
山宮浅間神社から 富士山を遥拝しました。
村山浅間神社 昭和5年 広い胸が逞しくてドキドキしますね。
表情も素敵。
大日堂には2度目の参拝です。大日如来や役行者 不動明王などなど。忘れられない正座したおサルにもで再会できて感激。
絹本著色富士曼荼羅図 室町時代後期
駿河湾から富士山頂まで 修験者の登っていく姿が描かれています。
真ん中やや下が村山浅間神社で、修験者は水垢離をしています。富士山は三体の仏像のいる極楽浄土として描かれているそうです。解釈の論文などを見ると この一枚に多大な情報の表されていることに驚きます。
もう一つ曼荼羅図
空には飛天が舞い、松明を持って登る人々が描かれています。
富士登山案内絵図の数々。調べると色々な解釈があり興味深い。ゆっくり勉強してみます。
護摩壇もあります。
そこには不動明王
禊場
案内看板の絵図
禊場に降り立って、絵図の世界に浸ってみました。
今回も素晴らしい景色と大好きな石仏を眺め歩き、新たな知識を得ることができ 感激の旅でした。
茎立の白菜と見る富士の山