2/16は甲州街道を独りでのんびり歩いてみました。国土地理院の地図のコピーと観光マップを持っていますが、特に下調べはせず気ままに行きます。(隊長には出来ない、お気楽技です。)
下鳥沢宿。 平入りの家並み。江戸時代にこの辺りは干支入りの地名にしたのだそうです。犬目とか猿橋とか。江戸時代って洒落た事をして本当に面白いですね。
石仏発見。
ホトケノザが輝く寒い朝です。
旅人はみんなこの山景色を見たんだな~。
水路発見。後で調べたら奥のトンネルは八ッ沢発電所施設の第5号隧道のようです。
横から見ると水路はレンガ造りの橋、第3号水路橋です。素晴らしい橋なのに藪刈ってくれないかな。
住宅の間を通るこの水路も続きのようです。渡って精進場へ向かいます。
精進場から桂川を眺めます。
眺める場所には石造物が並んでいました。富士浅間神社の石碑などがあり、冨士講の行者達が犬目峠を越えて、富士山の麓から湧く水に出会い、水垢離をした場所だそうです。しばらく雰囲気を味わいました。
街道へ戻って進んで行くと稲荷神社。
その脇に何かある。
安政3年の題目塔です。
近づこうとしたら倒木に遮られましたが、石仏を見たい一心で乗り越える。
昭和46年、行者碑のようでした。富士講や日蓮宗の行者達の行き交った甲州街道。
さていよいよ猿橋です。隣の橋から眺める。
下から見上げる。手が込んでいます。
猿橋に立って渓谷を眺める。素晴らしい、浮世絵のようです。
でも私を興奮させたのはこちら。猿橋の奥に水路橋があったんです! 1912年に造られた第一号水路橋です。こういう近代土木遺産にはロマンを感じます。
三嶋神社でちょっと休憩。
地蔵様とお薬師様。
岩殿山が見えてきました。
あれは何だろう?これも帰って調べるとここは駒橋発電所。老朽化のため昭和30年頃に撤去された「横軸フランシス双輪単流形水車」が展示されているとのこと。
駒橋発電所は明治40年に建設されました。
八ッ沢発電所施設取水口制水門も見えました。
パイプを越える。右側の穴は以前あった水圧鉄管のアンカーなんですって。
沢山水利施設があったので、集落のこんな給水塔も気になって撮影。
厄王大権現
円やかな良い狛犬がいました。
愛嬌のある顔立ち。
おさえつけられている子狛犬は手がでっかい。
秋葉塔も丸石道祖神もありました。
豪華なマンホールの蓋絵
お天気も良く幸せな日です。
駒橋宿
美味しそうなお店発見!吉村味噌糀店。お味噌のシフォンケーキとプリンを購入。
空き家?の庭に元禄の庚申石碑。
座ってプリンを食べようと三嶋神社へ寄ってみましたが
休憩場所がないので大月駅のバス停ベンチで休憩しました。焦がしカラメルの美味しいプリンでした。
大月の商店街を抜けて進みます。
花咲の一里塚。
徳本六字名号塔
馬頭観音がたくさん。
間もなく本陣。
中央道の大月ジャンクションと交差する辺りが複雑で迷いそうになる。電車の時間も気になって急ぎます。
真木諏訪大社
長い階段を降りて橋を渡ります。山に囲まれた街道。
初狩駅に到着です。
大月駅で隊長と合流し、さらに山梨の旅は続きます。