矢羽根の塩瀬?の単衣 | えみぃのイイモノセレクション

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生活必需品から嗜好品まで、自給自足を目指す農婦「えみぃ」のお気に入りグッズを紹介します。
幼少時k代からの夢「猫に囲まれて毎日着物で過ごす」を実践中。お着物どんどん紹介します。

えみぃです。

 

先週末はオットのアイリス園が大賑わい!ということで、えみぃも駆り出され。
田んぼの準備もあったりで、お着物着られませんでした。

というわけで、昨日の成人学校が久しぶりの着物となりました。

 

 

もうちょっと気温が上がったら着られない!とチョイスしたのは、モノトーンの矢羽根のお着物。

ちりめんとは違うつるっとした肌触り、だけど綸子とも違う。

塩瀬じゃないかなーという一枚。

 

 

塩瀬とは、羽二重風の厚地の織物です。

経糸は細い生糸を密に張り、太い生糸を緯糸として平織にしたもの。

生地に横畝が出るのが特徴で、半衿や帯地によく使われています。

塩瀬羽二重と紋塩瀬がありますが、この着物は塩瀬羽二重ではないかと思います。

 

羽二重は、経緯ともに絹糸を使って平織りされる生地。
織り機の筬(おさ:経糸を通す部品)の一羽に経糸(たていと)を2本通す(通常は1本)ことから、この名前になったそうです。

薄くてなめらかなので、主に女性着物の裏地や留袖の比翼などに使われますが、厚手のものは男性の礼装着物や女性の喪服にも使われます。

この着物も厚手の羽二重かも?と思ったのですが、衣擦れのシュルシュルが強いのと張りがあるので、塩瀬じゃないかと思っているのです。

ただ、塩瀬は厚すぎて着物にはむかないとあり、ググってもほとんど出て来ないので、やっぱり羽二重なのかも。

 

 

鱗模様の半幅帯で、二段熨斗目片バサミ。

この結びは大きなお尻がかくれていいです。

 

 

モノトーンの青海波の半衿、帯の色が重たいので、レースのショールをまいてみました。

本当は黒地に白い桜の帯を合わせようと思っていたのですが、あまりにメリハリがつきすぎて。

ちょっと茶色を挿してみました。

生徒さんに褒められた!

 

 

白黒レースの足袋靴下に、ベージュのカレンブロッソ。

足元に焦点をあてたかったのに、腹のおはしょりにあってしまうという(爆)。

 

拡大図です。

 

 

細くて密な経糸に太い緯糸という表現がぴったり。

ちなみに手持ちの塩瀬の帯の拡大図です。

 

 

似ていますね。

 

ちなみにちなみに、胴裏の羽二重はこんな感じです。

 

 

うーーーん。羽二重にも似ている。

柔らかものは難しいなー。

 

というわけで、成人学校が終わってから、着物相談窓口MATSUYAさんのセールにちょこっと顔出し。

18周年の記念セール。おめでとうございます!

日頃の感謝の気持ちを込めて、赤字覚悟の大セールだそうです。

単衣や夏物、浴衣のいいのがあったら買おうと思っていたのですが。なんと。

 

 

振袖が安くて~。

厚くてふーふー言いながら、羽織んぴっく。

そしてついつい買ってしまう。

他にも留袖や、袴に会いそう&十三参りによさそうな二尺袖のかわいい着物とか、8枚も買ってしまった(笑)。

病気です。

MATSUYAさんのセール、6日までだそうです。
みなさまお出かけくださいませ。