えみぃです。
昨日は令和5年度の成人学校初日でした。
新しい生徒さんも入り、12名でのスタート。
気合のお着物着て行きました。
華紋(かもん)、麻の葉、蜀江紋(しょっこうもん)などが市松に配置された泥大島。
経糸が、絣糸2本に対して地糸が3本、一元5マルキです。
そういえば、このブログで初めて出てきたかもしれない蜀江紋。
八角形と四角形が隙間なく連続的に繋がっている文様です。
中国の三国時代の蜀にあった「蜀江」という河の名前に由来しているそうです。
この地は古くから良質な絹織物の産地で、高機(たかばた)を用いて多彩な色糸で文様を織りあげた「錦織」が考案され、日本に伝わったのは奈良時代だとか。
唐草文様の金地の九寸名古屋を合わせました。
白い半衿、ブルーの帯揚げと帯締め。
龍郷の長羽織を着ていきましたよ。
生徒さんに「着物と帯、両方柄物でも、おかしくないんですね」と言われました。
どちらも泥大島だから馴染むということもありますが、柄の大きさを変えている(羽織は大柄で着物は小柄)からと、衿を白にしたからかも。
こういうコーデのときは、色や柄の衿だとうるさいです。
拡大図です。
美しい手裏剣。
9時半~11時半の授業を終えて、着物相談窓口MATSUYAさんにちょこっと寄りました。
リサイクル着物のセール中だったので、さくっと9枚お買い上げ~(笑)。
良い泥大島をたくさんゲットしました。
思ったより早く終わったので、ぴゅんと高速で小諸まで戻り、えみぃを「師匠」と呼んでくださる明子さんのイベントに顔を出しに行ってみました。
荒町の海應院で開催されている「寺カフェ」。
「こもろ浪漫2023春」という、文化・芸術・食を巡り歩くイベントとして5月21日まで開催されている催しの一部で、美しい庭園を見ながら珈琲をいただき、癒しとやすらぎの時間を過ごそうというもの。
お寺の本堂が解放され、「聞香」や「写経」体験も開催されていました。
海應院は天文五年(1536)に創建された曹洞宗の由緒ある古いお寺で、関ケ原の合戦時、徳川秀忠が上田に籠城する真田軍に攻め入った第二次上田合戦で、和睦の仲立ちをしたと言われているそうです。
また「コモロスミレ」発見の地としても有名です。
ご住職はとても豪傑な方でした。
珈琲は小諸で人気の彩本堂さんが、サイフォンで入れてくださいます。
ならんでいるのが、オトヒカリの明子ちゃん。米粉の焼き菓子やロースイーツ、センスと味が良い品物が並びます。
樹齢380年を超すといわれる松、潜竜の前で、明子さんと。
かふぇどうやでお買い求めいただいた泥大島と半幅帯をお召です。
ちょっと顔を出して失礼するつもりでしたが、えみぃが古布を引き継いだ上田のべんがら屋さんのお嬢さんとばったりお会いしたり、ご一緒されていた方がえみぃ宅のすぐご近所さんで桑畑を紹介していただいたり。
本場奄美大島紬の復興プロジェクトを手掛けていらっしゃる方とお会いして、大島談義に花が咲いたり。
終了時間まで盛り上がりました。
不思議なご縁で、妄想が膨らんだ一粒万倍日。
今後が楽しみです❤