映画「仕掛人・藤枝梅安」が2作とも配信されていた。
(俳優名は敬称略)
豊川悦司が梅安、片岡愛之助が彦次郎
これまで幾人もの俳優が演じたのを観てきたが、私は渡辺謙の梅安、橋爪功の彦次郎が良いと思っていた。
しかし、豊川悦司は梅安の陰を表現できていると思う。愛之助は顔芸抑えめで所作も申し分なく、安定の巧さである。
2作目のエンドロールで松本幸四郎の名があり、さては見落としたかと再度見ることにした。
爽快なストーリーではないので、半ば仕方なく。
結局、どこで出てきたかは分からず。
3度目はないなとエンドロールを眺めていたら、最後、おまけ映像的なところで登場した。
梅安が馴染みの店ですれ違ったのが、主人から「長谷川様」と呼ばれた浪人風情の男
制作中の「鬼平犯科帳」の宣伝だ。
映画館なら間違いなく立ち上がっていたところである。
私がボケて見落としたわけではなかった。