露出狂に遭遇した件 | アフリカの海辺から

アフリカの海辺から

西アフリカのトーゴ共和国、東アフリカのザンジバル島、コロナ禍の今は、東京でのあれこれをお伝えします。

先週のことである。

都内は晴れて暖かく、私は昼食後にジムへ向かっていた。

遠回りなのだが、緑地内の歩道は、すぐ脇に人家や車道があり、ウォーキングや犬の散歩によい。

 

このとき、後から私を追い抜いた若者が、やおら立ち止まり「学校の課題でトレーニング中の写真を撮ってほしい」と言う。

20歳前後だろうか、細身の男性がシャツを脱いで上半身裸になった。

結局、私は「急いでいる」と立ち去ったが、視界の端で見たくもない下半身を見てしまった。

その時は通報など思いもしなかった。一刻も早くその場を離れたかった。

それでも、途中の交番に駆け込み、一部始終を話した。

後になると、ああすればよかった、こうすればよかったと考える。

とはいえ、相手を怒らせて仕返しされるのも困る。

この日の出来事は誰にも、夫にも話せなかった。今日ようやく、こうして言葉にした次第である。

その後、緑地を通れなくなったのが悔しい。