前回、前々回と身の回りの鳥をNIKON A900というデジカメで撮影してみたと記事を書いたのだが、画像の解像度に全く満足していなかった。それというのも、youtubeの野鳥撮影の動画を見ていると本当に美しいからだ。羨ましい。
自分も良いカメラを買えばこんな映像を手に入れることが出来るのだろうかと考えてしまう。
いろいろなyoutubeチャンネルの中で目を引くチャンネルがあった。
鳥の羽毛の一本一本がはっきり写っていてそれだけではなくて一つの芸術作品として感動を覚えるほどの美しい写真なのだ。
プロの野鳥カメラマンの方なのだが、ご自身の様々な解説動画の中でやはり野鳥撮影はキヤノンであると力説されていた。
最新のピント精度、AF機能、カメラを支える豊富なレンズ群。他社では提供できない800mm1200mmの世界(白レンズは高価でとても購入できないが)。
ということでガッツリ影響されて買ってしまった。
EOS R8 + RF800F11
完全に野鳥撮影に全振りしたシステムだ!(笑)
何を買おうか悩んでいるときは本当に至福の時だった。
APS-C機かフルサイズ機か。レンズはどれが良いか。三脚か一脚か。雲台は自由雲台かビデオ雲台か。でも長々と迷っている時間は無い。残りの人生をより楽しむにはすぐに行動に移さなければならない。
本当はRF200-800F6.3-9が欲しかったのだが入荷未定との事。待っている時間がもったいないということで断念した。
そのうち入荷したら検討しよう。
カメラのキタムラさんでランクAの中古を入手。
えっこれ使ったのと思うくらいにカメラもレンズも傷一つない。ストラップも未開封。なんと商品説明には詳しく記載がなかったがバッテリーが2個付いていた。純正のレンズキャップも付いていた。この2つだけでも6千円くらいするのでは。
店舗受け取りだったが配送も早かった。貯まっていたTポイントを利用できたのも嬉しい。キタムラさん素晴らしい。
で、まずは初期設定だ。幸いにも影響を受けたプロの方のチャンネルでR8+RF800の便利な使い方を学び、他の方のR7の3パターン(鳥が枝被りの場合、枝に止まっている場合、飛翔している場合)のカスタマイズ設定を学び本当に勉強になりありがたかった。
実際に撮影してみて、事前に分かっていたことだがデジカメに比べて本当に撮影が難しい。
まずファインダに鳥を収めることが出来ない。
ピントが合わない。
なぜかシャッターを押してもうんともすんとも言わないことがある。
鳥瞳AFが効いていない感じ。
プリ撮影されていないなどクエスチョンだらけだが、なんとか写せた。
その中の一枚が以下である。
<元画像>
F11 SS:1/125秒 ISO:1250 被写体距離:10~15m位
<拡大画像>
凄い解像感。若干ピントが甘いけど薄暗い中でこのノイズ感。
やはりプロの先生の言った通り、暗さに強いフルサイズ機にして良かったという感じ。
そして手持ち撮影ではあったがプロの先生のアドバイス通り優しくシャッターを切った結果、レンズの手振れ補正機能も相まってかなんとかこのような写真を手に入れることが出来た。フルサイズど素人が最初の撮影でこの成果。大変満足満足。
実はこのシジュウカラをファインダに収めることが出来たのは偶然に近いことではあったがこれからも精進したい。
2024.3月 追記