ReallusionのCC3とIC7が起動しない或いはエラー表示して利用できない問題(解決)
DAZ STUDIOのFACE TRANSFERプラグインが写真を読み込むとすぐにプログラムを閉じてしまうという問題の原因が、パソコンに搭載しているグラフィックボード(nVidia GeForce RTX 2060)のドライバーの種類(標準あるいはDHC)及びバージョンにあることが判明し解決に至ったことを前の記事で報告しました。
※前記事:DAZ 3DのFACE TRANSFERプラグインが動かない謎(解決しました)の続報
その一方で、3DCGソフトとして使用しているReallusionのCharacter creator3(CC3)、iClone7(IC7)についても、プログラムが起動しなかったり、メモリ関係のエラーでreadとならなかった旨のエラーメッセージが表示されて停止してしまうといった問題が発生していました。
工場出荷時のnVidia GeForce RTX2060用ドライバーに戻すと正常に稼働することは確認していたのですが、nVidiaから提供されている「Omniverse」を利用することも考えると、なるべく新しいグラフィックドライバーを導入しておきたくて、DAZ STUDIOの時と同様に、公開されている入手可能な古いドライバーから最新のドライバーまですべてをダウンロードして、正常稼働可能な、なるべく新しいドライバーを調査しました。
なお、種類が「標準」となっているドライバーは問題多発しているため、「DHC」となっているドライバーを対象に調査しました。
結果、Windows10&11対応のDHCドライバーは最新のドライバーを含めて(バージョンは「497.29」~「471.68」です)、CC3もIC7もエラー表示あるいは起動しないといった不具合が再現して発生することがわかりました。
これに対して、Windows10のみに対応しているDHCドライバーは、古いドライバーにはなるのですが、その中でもっとも新しいバージョン「471.41」や「471.11」は上記同様、CC3もIC7もエラー表示あるいは起動しないといった不具合が再現して発生しました。
一方、バージョン「466.97」は、CC3もIC7も何も問題なく正常に起動し使用時も不具合は発生しませんでした。安定稼働している状態にあります。
DAZ STUDIOもREALLUSIONも3D人体モデルを使う動画作成には不可欠のツールであるので、何とか不具合解決に至り、ひと安心したところです。
トラブルシューティング後は、「なんだ、そんなことか、当たり前ではないか」と感じるところもありましたが、立て続けに不調の連続であったため、精神的にも余裕がなくて、解決までに大変な時間と労力を費やしてしまいました。
解決後はスッキリさわやかな気分です、
わたしが、ここで書いたトラブルシューティングは、私自身が、ネットで調査したりソフトベンダーに問い合わせたりして手を尽くしても解決に繋がらなかったもので、それを苦労して原因を突き止めて解決したものなので、私と同様の症状で困っておられるかたには、大変有益な情報になるものと思います。
役にたてれば幸いです。