千葉県、内房エリア。内房線五井駅が最寄りです。
房総往還の通り沿いにそのお店はあります。
正面向かいまして、左(青のれん)が第一食堂!、右(のれんなし)が第二食堂なのだそうでして、
「大衆食堂じょんがら店」といいます。
近づいてみましょう。
手前がお食事処、奥はカラオケの幡(のぼり的な旗)があります。
青のれんのすぐ右には「第一食堂」の貼り紙が。外から見ると、第一食堂はお食事処、、第二食堂はお酒&カラオケスペース、別店舗のようですが、中ではつながっているようです。
お品書きいっぱいですが近づいてみます。
同じ定食で、朝食タイム(7時-11時)であれば、なんと、300円と言うお店です。
時計を見ると、今11:30。と言う事で、ランチタイム利用となります。
入店します。
外から差し込む自然光が南国のパラダイス・リゾートを思わせます。
お品書きは壁一面というか、壁と言う有効なキャンバスを活用して貼り出しています。
いわゆる、オープンパノラマビュースタイルのメニュー一覧です。
値段部分だけ貼り替えているようなのですが、「値下げ断行400円昼食」と書かれていることから、値下げしたのかもしれません。
豚生姜焼定食、同行者はギョーザ定食 それぞれをオーダーしました。
店内と言うか、壁をリサーチします。
事故が多いのでお酒飲んで車の運転はしないでください・・・・・
社会派のお店と言えます。
メディア戦略も完璧です。NHK、テレビ東京、日本テレビで、取り上げられているようです。
味と値段だけではこうなりません、ほかに何か光るものがあるのかもしれません。
そんな付加価値を探ってみます。
そして、こんな貼り紙見つけました。
酒類飲む人は隣(となり)の部屋でお願い致します!
確かに入店時から、隣の部屋?からのカラオケが聞こえています。店の中に連絡通路を確認しました。このお店の調理場がセントラルキッチンでお食事処の第一食堂、
隣のカラオケエリアがお酒提供の第二食堂と言うフォーメーションのようです。
そして左の貼り紙には、「津軽三味線二時より聞かせます」って。
こちらのご主人、津軽系なのだろうか。三味線を弾きこなすアーチストと言うことのなのでしょう。
毎日14時から、三味線の生ライブステージがあるようです。そんな付加価値のある食堂初めてです。
そして、店名の「じょんがら」は、津軽じょんがら節!から来ていると容易に想像できました。
益々可能性を感じるお店です。4人掛けのテーブルが4卓と申し上げましたが、見て下さい。
私の座ったテーブルの椅子
私が座った席の後ろのテーブルは?
そして、向い側2卓はこれです。
解りましたか?全卓テーブルも椅子も異なります。
このアンシメトリー(調和の取れていない)で、「お好きなお席へどうぞ」と言うおもてなしは、
安らぎを与える、まるでスターバックススタイルを思わせます。今日はどのテーブルで定食を頂こうかなと言うわけです。
このお店、間違いなく、スターバックスをライバルと位置付けているように感じます。
世界に目が向けられています。
お店のお母さんがご飯を、よそい始めました。
いよいよ出来上がるか?
あ、まずい!言ってなかった!
私はお母さんに、駆け寄り、「すみません、ご飯少な目でお願いします」とつたえました。
お母さん曰く「少なくしちゃっていいの????????」と。
さあ、400円でどんな定食がでてくるかな?
とてもとてもお待たせしました。定食が配膳されました。
こんなにいっぱいで400円?
驚きです。そして、ご飯少な目って言ったのにこの量です。充分多いです。
配膳される時にお店のお母さんが「ご飯これで足りる?お腹空かないかしら 大丈夫?」!と。
私からすれば、「いやいや、充分です」と言いながら内心、「これで少なめなの?ご飯多いよー!」
です。もう、田舎のおばあちゃんの家に来たような感じになってきました。
早速頂きます。
ちゃんと生姜焼きです。おいしいです。
そして、小鉢の1つ、懐かしい感じのものでした。
お酢のキュウリにミカン。
酸っぱいところからするとデザートではなく、食前のアミューズ料理でしょう。
香の物はピンクと緑、彩り完璧なおもてなしです。
おでん的な小鉢もあり、嬉しい限りです。
そしてご飯と味噌汁。これでご飯少なめ。この量からするとこれも充分なサービスと言えます。
味噌汁は、なめこと大根ははいっていました。
一方同行者がオーダーしたギョーザ定食は、これ。
客は我々だけ、マスターのお父さんと、ホール係のお母さんは手が空いた様子です。すると、ホールを慌ただしく歩き始めました。田舎の親戚の家に行った雰囲気を作ってくれているのでしょうか。これもきっとサービスの1つであろう!と受け止めました。
ランチ定食が400円と言うありがたいお店です。感動します、そんな気持ちで、これは食べ残してはいけないと、すべて平らげました。
ご馳走様でした!とお支払いをすると、マスターのお父さんが、にこやかに
「きれいに食べてくれてありがとうね。」
と言葉をくれました。そんなこと言われるのとても久しぶりです。
改めて感動し、また来ます!とお店を出ました。
先程、ライバルはスターバックスインターナショナルだろうと書きましたが、他にもライバル視しているお店情報がありました。全米で一番有名なレストランチェーン、マクドナルドのようです。
朝食300円のプライスとクオリティは、こういう事のようです。
ハンバーグ定食300円 ライバルは朝マック!
全国放送で、放映されているとは驚きです。
大衆食堂じょんがら店の隣に、日本マクドナルド出店して戦ってほしいです。
いや、勝負は既についている。じょんがら大勝利だと思います。