FP試験速攻講座・贈与契約(学習時間20)

 

贈与に関してはなかなか分かりづらい論点もあります。

相続と贈与の勉強は分けてやってください。

 

3級・・・普通

2級・・・3級の知識+αで解けます

 

過去問は通しでやるのではなく、必ず論点別に類似問題を解いてください。

 

相続・事業承継分野

 

贈与契約

贈与契約については下記のような契約がありますが、重要な論点はその取得時期と撤回です。
常識的に考えれば理解できると思いますが、普段贈与契約をなかなか実体験することがないのでイメージが湧かないのが現実です。
贈与契約上のトラブルを想定しながら問題を解いていくとイメージがつかめると思います。

法令確認 2024/4/1

 

贈与契約の種類

定期贈与(連年贈与)

毎年一定の給付を目的とする贈与

毎年定期的に贈与をする場合、連年贈与と認定されることがあります。

認定された場合は一連の贈与が合算されて贈与税が課されます。

負担付贈与

受贈者に一定の給付の際になすべき義務を負わせる贈与

死因贈与

贈与者の死亡が条件としてなされる贈与

停止条件付贈与

受贈者が約束した条件を達成した際に贈与が行われる

生前贈与

生存する贈与者から財産を受贈すること

 

贈与による財産の取得の時期

口頭による贈与の場合

贈与の履行があった時

書面による贈与の場合

贈与契約の効力が発生した時

停止条件付贈与の場合

その条件が成就した時

農地等の贈与の場合

農地法の規定による許可又は届出の効力が生じた時

 

贈与契約の取消し

口頭による贈与の場合

財産の引渡し等が行われるまで、いつでも一方的に取り消すことができる。

書面による贈与の場合

契約成立後は一方的な取消しは認められない。

 

暦年課税による贈与税の基礎控除・申告期間

受贈者の合算で110万円まで。
贈与税の申告は、贈与を受けた人が贈与を受けた年の翌年の21日から315日までに行う必要があります。
ちなみに、所得税の確定申告は、翌年の216日から315日までです。

間違えないようにしてください。

 

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通しでやるより論点別の過去問を集中してやれば知識が定着しやすくなります。