この間紹介した『My Roommate is Gumiho』というウェブトゥーンを読んでいたら、面白いことに気づきました。
私はこの漫画は先にドラマを観て、ストーリーをとても気に入ったので、現在英語版のウェブトゥーンを読んでいます。
日本語字幕でドラマを観たときと、英語で漫画を読んだときに受ける印象が「あれっ」と思うくらい違うシーンがあったんです。
もちろん、ドラマは原作の漫画に完全に沿っているわけではないので、こういうシーンは他にもたくさんあります。
ただ、このシーンについては、字幕が韓国語→日本語だからうまく伝わったのかなと感じました。
気になったのは雨のシーンです。
雨の中、主人公の女の子と相手役(九尾)が再会するシーンがあるんですが、その時の雨は晴れている中、雨が少しだけ降る天気雨、いわゆる狐の嫁入りでした。
妖怪について詳しい人ならご存じかもですが、九尾は狐です。
なので、この天気雨のシーンは、九尾が降らせた雨のようなとても印象的なシーンでした。
ただ、英語版を読んだら単にsun shower(英語で「天気雨」の意味)となっていて、特に心に残る感じにはなっていませんでした。
ドラマ版では、実際にどうやって韓国語で発していたのか気になって確認したところ、やはりヨウビ(狐雨)と言っていました(私は韓国語は分からないので聞き取りが間違っている可能性がありますが)。
韓国語でも、日本と同じで、天気雨は狐雨というんですね。
面白いです
しかも、さらに調べてみたら、韓国では、天気雨は正確には「虎の婿入り」というんだそうで「虎のところに嫁入りする狐を悲しんで雲が泣く」というのがその由来らしいです。
天気雨は、各国によって登場する動物が変わるようでしたよ↓
マレーシアやスリランカでは日本と同じく狐、インドではジャッカルやサル、フランスではオオカミ、ギリシャではゴリラだそうです。
なので、このドラマを世界各国の人が観たときに、韓国人と同じように情緒を感じたのは、日本人やマレーシア人やスリランカ人、あと韓国語が分かる海外の人だけなのかもと思ったら、何だか面白いなと思いました