韓国のマンガ事情③ | 甥と英語と大学受験

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前回の続きです。

 

そんなわけで、最近韓国のウェブトーンを英語と中国語(繁体字)で読んでいます。

 

『今日のウェブトーン』を観たところ、韓国ではウェブで漫画連載をするのが主流で、一部無料または待てば無料形式で公開しているということが分かりました。

 

探してみたら、Navar(韓国の大手インターネット企業)がウェブトォーンサイトを開いていました。

 

ただ、どんな漫画が面白いかは、読んでみないと分からないというのが難点です。

 

そのときに気づいたのですが、そういえばNetflixなどでヒットしている韓国ドラマは漫画原作のものがいくつかありますよね。

 

なので、先に漫画原作の韓国ドラマを観て、それが面白かったら、漫画を読んでみようかなと思いました。

 

私は、最近は暗い気持ちになる本や漫画やドラマはあまり読まないようにしていて、今はコメディ要素が強い明るい話が好きです。なので、そういうものを意識的に選んで読むようにしています。

 

というわけで前置きが長くなりましたが、今読んでいる漫画を紹介しますね。

 

■My Roommate is Gumiho

 

 

ドラマ化されていて、そちらのタイトルは『九尾の狐とキケンな同居』です。アマプラでも観られます。

 

大学生の女の子と九尾が化けた人間のラブコメです。

ドラマがとっても面白かったので、漫画を読むことにしました。

 

このドラマは、数年前からタイトルだけは知っていたのですが、「九尾」とあるので日本の映画なのかなとずっと勘違いしていました。九尾は日本にしか存在しない妖怪だと思っていたのです。調べてみたら、九尾自体は中国に伝わる伝説の生き物で、日本と同様に、韓国でも昔から知られている妖怪なんですね。

 

漫画の方もユーモアに溢れていてとても面白いです。

漫画の割に文字が少し多くて、イラストのコマが映画のワンシーンのようです。漫画を読んでいるというよりはアニメを観ている感覚で読めます。

 

漫画自体は完結して、英語版なら第1話~最終話まで無料で一気読みできるようです。

 

英語は大文字表記なので慣れないため、読むのに時間がかかります。一気読みすると、文字酔いするので少しずつ読んでいます。

 

こちらは読み切っていないのですが、読み終わったら今度は同じくドラマ化されている『Yumi's Cells』を読んでみようと思っています。

 

■內向男女

 

 

こちらの作品も、上の『My Roommate is Gumiho』の作者のNAさんの作品です。

 

読みだしたら止まらなくなり、予想以上に笑えた漫画です。

 

英語版がないため、中国語(繁体字)で読んでいます。

 

現在も連載中で、現時点ではウェブ上では第39話までしか読めません(私はアプリはインストールしたくないのでインストールせずに読んでいます)。

 

この漫画は現時点で読めるところまで読んでしまいました。

待てば無料形式のようなので、毎週楽しみに待とうと思います。

 

肝心のストーリーなのですが、「內向」というのは日本語で「内向的」という意味で、内向的な高校生の女の子と同じく内向的な男の子のお話です。

 

恋愛もののような絵柄ですが、どちらかというとコミュニケーションが苦手な子たちが人間関係をがんばって構築していく過程をコメディタッチで描いているという話です。

 

その不器用さのエピソードにリアリティがあり、それが滑稽でもあり、共感できます。

 

「內向」といえば、以前ご紹介した本『「静かな人」の戦略書:』の作者は台湾人だったのですが、こちらの漫画を読んでいると、韓国でも似たように内向的な若い子が意外と多いのかなと思いました。

 

 

韓国は文化背景が近く、価値観も似ているので、日本人が読んでもすごく共感できる漫画が多いかなと思いました。