狂気/The Great Gig in the Sky | がらくた通り3丁目

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人にとってはまるで無価値。それも一個人の形成には不可欠。自我の源泉をたどる旅。おつきあい頂けたら幸いです。

すぐに救急車を呼んでもらえる
そう思っていたのだが
この警察官
前輪と後輪の間で倒れてる男の子に対して
事故が起きた時の状況を尋ねはじめる。

そんなことよりも
救急車を呼んでくれと懇願するも
無視される始末。

涙がこみあげてきた。

これが警察官としての規則だし
この方は職務に
忠実なんだろうとは思うものの
見ていられなくて
涙が溢れてきて止まらなかった。

それでも今から思えば
すぐに救急車を手配してくれたようだ。

「ようだ」というのは
あの時は気が動転していたから
救急車を呼んでもらうまでに
とてつもなく
長い時間が流れていたように感じたけど
今思えば一瞬のことだったようだ。
会社に遅刻もせずに着いたくらいだから。

救急車が来るまでの間
野次馬おばさんは泣いてる僕に
ひかれた男の子とお友達なの?
内臓破裂かしらね〜と話しかけてくる。

そのあまりにも無神経な言葉に
何も答えず無視を決め込んでいたら
気がつくと
向かい側から歩いてきた
20歳くらいの女性は
この惨状を携帯電話で
写真撮影しているではないか!

救急車も到着したし
僕はこの人たちと
一緒の空間にいることが凄くイヤで
その場から立ち去った。
どうせ僕がいたところで
あの男の子を救えるわけでもあるまいし。
いてもジャマなだけだ。

目の前の苦しんでる男の子を前に

自分の職務を優先させる警官
ワイドショーを見てるような感覚のおばさん
事故現場にいる事への特権意識を持つ女性

これらに絶望した。

◎Pink Floyd/The Great Gig in the Sky


またはhttps://youtu.be/4VGlQKcq7k0