レスポールの59年型リシューモデルを
僕がはじめて手にしたのが1987年だった。
1958年のオリジナル・バーストの発売から
その時点で29年たっていたわけだから
僕のリシューは
ほぼ同じ年月が流れたことになる。
あの時楽器屋さんの店員さんに
これも30年たてば
オリジナルのような音になりますかね?
そう尋ねると店員さんニコニコしながら
首をタテに振って
一緒になって
僕のリシュー購入を喜んでくれた。
その店員さん店の中で
僕の購入したてのギターで
またニコニコしながら
ツェッペリンの「丘の向こうに」弾いてくれた。
店員さんはその翌年には内地に転勤になったし
このお店も2年ほど前になくなった。
あの頃は楽器屋さんに限らず
電気屋さんにも顔なじみの店員さんがいて
その方たちから商品を購入してた。
30年後の今は
お店に顔なじみはいないし
それどころかほぼネットショッピングしかしない。
確かに便利だけど対話の相手はパソコン。
味気ないものだ。
美味しいんだけど
コクのない料理をたったひとりで
いただいているようなもんだ。
それでも時の流れは感じるものの
30年前のあの頃は華やかだった。
もしかしたら今よりも輝いていた気もする。
80年代はすべてが煌びやかだった。
両親からよく聞かされてた話がある
僕が小中学の時で
やっぱり30年ほど前の話だった。
戦争の話だ。
同じ30年前でも随分違うもんだ。
苦しみと暗黒の世界。
母親は農家の子だったから
学校のお弁当も卵が入っていたりと
食べ物には困らなかったそうだ。
一方随分前に亡くなった父は商売人の息子。
疎開も経験したし食べ物も粗末で
かぼちゃばかり食べてたせいか
かぼちゃが大嫌いだった。
僕と母はかぼちゃの味噌汁が大好きだったけど
父はそれが嫌いだった。
父さん
今日の味噌汁は
嫌いなかぼちゃじゃなくて良かったね。
母の作った朝食いただきながら
ひとり心の中でそうつぶやいた。

◎春菊の卵とじ


◎鮭といかの刺身とホタテ
※ホタテはボイルホタテです。



◎もずくと長芋のすりおろし


◎梅干しと漬けもの


ごちそうさまでした。