勘違いの副産物 中編 | がらくた通り3丁目

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人にとってはまるで無価値。それも一個人の形成には不可欠。自我の源泉をたどる旅。おつきあい頂けたら幸いです。

1994年暮れ
ツェッペリン・サウンドを纏って
カムバックしたストーン・ローゼズ
これに度肝抜かれた。
静と動を巧みに取り入れた彼らのサウンドは
カバーディル・ペイジよりも
ツェッペリンらしかった。

しかしなぜ彼らがツェッペリン・サウンドを?

ローゼズのメンバーの中
ドラムスのレニだけは
ツェッペリンのドラマーのボンゾびいき。
他のメンバーに
ツェッペリンの良さアピールしようにも
相手にされなかったそうだ。

ツェッペリンはパンクと対極にあった
バンドだからなのだろう。
プログレやハードロックの大御所たちは
パンクの標的とされていたのだ。

ローゼズのギタリストである
ジョン・スクワイアもそれは同じで
ツェッペリンには
マッチョなイメージしか持っておらず
スルーしていたバンドらしい。

それがひょんなことから活動停止中に
ツェッペリンの映画のビデオを見て
夢中になったそうだ。

繰り返し繰り返し何度もビデオを観て
それが彼らの2ndアルバム
「Second Comming」という
副産物を産んだ。

パンクのギタリストも
実は彼らと対極にあった大御所ギタリストを
リスペクトしてきたのだとこの時知ったようだ。
ツェッペリン聴く気になったのも
そんな後ろ盾があったからなのかもしれない。

パンクのメンタリティに
傾倒していたからなのだろうが
パンクのキャッチコピーを鵜呑みにしていたのだ。
なんたる勘違い!
まぁそんな純粋主義が魅力なのだが。

音楽は労働者階級のもの
中流階級の自分は音楽をやっちゃいけないと
ずっと悩んでいたのは
今をときめくコールドプレイの
中心人物であるクリス・マーティン

だがブリット・ポップをオアシスとともに盛り上げた
中流階級出身のブラーの活躍をみて
自分も音楽やってもいいのか〜〜!と思い
バンドをはじめたらしい。
これは勘違いというよりも思い込み?

ミュージシャンって思い込み激しいのかな?

明日は連載の最終回。
60年代のブルースにスポットをあて
勘違いをテーマに遡りたいと思います。

BlurでThere's No Other Wayです。


またはhttps://www.youtube.com/watch?v=LJzCYSdrHMI