
僕が音楽に興味を持ちだしたのは
いつだか覚えてないけど
父親はクラシックとか映画音楽好きだったし
商売営んでいた家の中は
一日中ラジオから音楽が流れていた。
それにアニメが好きだったから
アニソンも自分のルーツかな?
小学生のころは歌謡曲が好きだった。
そしてフォークやロックを聴いて今に至るのだが
その過程の中
ギターとの出会いは
僕の音楽の聴き方も変えてしまったような気もする。
そして社会人になって
結婚もして子供が生まれて
いつの間にか音楽は自分の逃げ場所になった。
現実は楽しいことも多いけど
辛いことも多い。
やっかいなことに辛いことって
楽しいことよりも強くて強大だ。
まるで怪獣のようだ。
ちょっとした楽しみなんて
この怪獣がのし歩けば一瞬にして焼け野原だ。
そして
現実は厳しさしか感じない。
辛いとなる。
いつの間にか音楽は自分の逃げ場所になっていた。
現実からの逃げ場だ。
会社でイヤなことがあったって
音楽を聴けば現実から逃避できる。
ギターを弾いていればイヤなことも忘れられる。
音楽環境は
現実世界では味わうことができない楽園なのだ。
この楽園への入園にはパスポートが必要だ。
音楽を無心で楽しむという目には見えないパスポート。
そして現実世界にあるような物理的距離感がない。
このパスポートがあれば
どこからだって秒速で楽園に集える。
ここの住人同士は
音楽の趣味嗜好は違っても
ただただ好きな音楽に浸っているし
たまに隣人にそれぞれがそれぞれの音楽を
好きなことを強くアピールもするが
これは自己紹介みたいなものだし
自分というものをさらけ出した
まったく無防備な裸の心なのだ。
なぜこんなにも無防備になれるのか?
それは楽園にいる人たちの信頼関係は
世界一強いからだ。
先日この楽園が荒らされた。
楽器の修理を生業としている方が
お客から預かった楽器を質入れしていたそうだ。
ブロ友さんの記事でこんな事件を知りました。
楽園には現実世界の汚いものがまったくない
だから楽園だったのだ。
楽園が楽園じゃなくなった。
もう逃げ場がない。
僕はこれからどこへ逃げたらいいのだろう?