pecobroのZEP絵日記 その5 | がらくた通り3丁目

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人にとってはまるで無価値。それも一個人の形成には不可欠。自我の源泉をたどる旅。おつきあい頂けたら幸いです。

peco
この連載も明日で終わりだね。

bro
自分勝手にツェッペリンのことを
語ってきたわけだけど
後追いの俺としては
アルバムを順に聴いていくうちに
ある違和感を感じたんだな〜。

peco
どういうこと?

bro
お前の大好きな天国への階段が収録されている
4枚目のアルバムまでは
アコースティックを
大々的にフューチャーしようが何やろうが
確かにツェッペリンはツェッペリンなんだ。
ただこの4枚目
今までのアルバムと決定的な違いが
リズムアレンジ。
変拍子やらポリリズムっていうのかな?

4枚目って3枚目までのツェッペリンの集大成であり
転換期でもあったような気がするな〜。

peco
そういえば昔レコードコレクターズ誌に
面白いこと書いてあったな〜。
ジョンジーがジャズ・サックス奏者の
オーネット・コールマンに心酔していたらしい。

bro
どういうこと?
俺ジャズってわからないからなんのことやら?

peco
いやこれによると
オーネット・コールマンの得意技に
リズムの「ズレの妙」っていうのがあるらしい。
もしかしたらペイジにこれを刷り込んだのが
ジョンジーなんじゃないかと唱えていたな〜。

「カシミール」「オーシャン」「ブラック・ドッグ」
なんかのちょっとリズムのズレる感じの
出所はどうもここじゃないのか?みたいなこと
書いてあったな〜。

bro
そして5枚目の「聖なる館」以降から
またひとつちょっとした変化が出てくる。
5枚目っておそらく1971〜1972年くらいにかけて
レコーディングされたんだよな?
この頃から多様な音楽への挑戦とか言われているけど
別にデビューの時からそれはコンセプトとしてあり
各アルバムで提示してきたにも関わらず
なぜか5枚目からって印象が強い。

peco
メロトロンの導入が大きいからじゃない?
5枚目ってなんだかプログレっぽくもあるよね〜。
ジョンジー大活躍!

bro
まぁジョンジー大活躍には違いないけど
ロバートがこれまでと様子が違うと思わない?
全編にわたって
声がイコライジングされているのかな?

そして6枚目からはこれまでとは明らかに違う。
ロバートの歌唱法が
4枚目までとは別人とまではいかないけど
かなり変わってしまった。

ライブではどうか?
話が長くなるから簡単にザックリと。
俺が持っているブートレグで確認できるんだけど
1971年の伝説の初来日。
この時すでにもうハイトーン・ボイスに
若干の衰えがきている。

1972年は良かったり悪かったり。
最初で最後の2月のオセアニア・ツアーも最悪だし
この年2度目の来日も悪い日。
世界ツアーのための
ウォームアップ・ギグと酷評されたらしい。

1973年初頭からのヨーロッパ・ツアー
確か風邪ひいていたとか言ってたけど
やはりロバートがあまり良くない。
ただ3月まで行われたこのヨーロッパ・ツアー
ロバートの不出来とは裏腹に
演奏はZEP史上最高の名演を
多数聴くことができる!

ロバートの不調が
3人のテンションを持ち上げたのか?

とにかくボンゾが凄い!圧巻のドラミング!
例えるならばツェッペリンの名曲たちが
「コーダ」収録の「モントルーのボンゾ」の
ドラムの上に展開されているといったらいいのか!

同じ1973年でもライブ・フィルムにもなった
5月〜7月にかけてのUSツアーとは別物。
機会がございましたらぜひ!
「leed poisoning」というタイトルでも出回った
ウィーンでのライブはサウンドボード収録で超オススメ!
レーベルはFLING DISK
1990年頃出回って…………………


peco
絵日記7

(つづく)

Jimmy Page & Paul Rodgers
「Who's to Blame」

またはhttps://youtu.be/tTj2XbRsppk
1983年アームズ・コンサート。
このコンサートで
ジミー・ペイジとポール・ロジャースが共演。
これが後のお二人のプロジェクト
「The Firm」につながったようです。
この曲はツェッペリン解散後
ジミー初のソロ作「ロサンゼルス」収録曲。
このアルバムは映画のサウンドトラックでもあり
当時映画館でこの映画が上映された時
テロップにジミーの名が出てきた時
観客が大歓声をあげたとか。