
第2夜です。
お前のブログ、
更新朝だろうという突っ込みはなしで
お願いいたします。
これは不思議な話。
以前「小さな恋 第4回」でもお伝えしましたが
僕の両親は商売をやってました。
帽子の問屋さんです。
1階はお店と事務所。奥が茶の間でした。
2階は僕と弟の部屋と荷物置き場。
3階は物置みたいな場所で、
木のはしごで登り降りしてました。
50cm四方の小さい窓があるだけで
明かりといえば裸電球ひとつの
薄気味悪い部屋でした。
奥はベニヤ板のような薄い板しか貼られていないから
物心ついた時から近寄らないようにと
躾けられてきました。
僕は13歳までここに住んでました。
小学校の時の友達にとっても
2階の広い荷物置き場は格好の遊び場所で
いつも友達で賑わってました。
お店にはなぜかマネキン人形が
一体だけありました。
真っ白のマネキン。
でもこのマネキン胴体しかないんです。
首から上と手足のないマネキン。
僕の父は絵がとても上手でしたが
怪談話も大好きで、
よく僕が連れてきた友達に聞かせて
怖がらせてました。
そんな父が何を思ったか、
そのマネキンの胴体に
マジックで幽霊を描いたのです。
お岩さんを胸のあたりに、
鬼婆をお腹のあたりに。
それを2階の階段付近に設置し、
僕や友達が階段を上りきったところで驚くのを
楽しそうにして見てました。
(つづく)