小さな恋 その後(1) | がらくた通り3丁目

がらくた通り3丁目

人にとってはまるで無価値。それも一個人の形成には不可欠。自我の源泉をたどる旅。おつきあい頂けたら幸いです。

夕焼け

実はこの体験を曲にしました。

お互い年齢(とし)もとり
彼女の存命すらわからない現在ですが
この思い出がまだ鮮明なうちにと思って。

どちらかが生きてさえすれば
どちらかの思い出という場所で
僕らは永遠に生きていられる。

僕らが遊んでいた場所。

僕らがかくれんぼしていた
空箱がいっぱいの僕の両親が商売してたお店

暗くなるまで遊んでいた空き地。

これらすべて今は存在しません。

あの頃僕らが見た風景は
近代化という筆で
塗り替えられてしまいました。

でも僕の思い出という場所には
まだ存在しています。

砂利道が敷き詰められている
この場所だけは
いくら時代が変わっても
近代化しても
アスファルトにはならないし
人が手を加えることはできません。

考えてみたら
僕らが存在しうる場所は
もうここしかないのですね。

この場所の住人は僕と彼女。
そしてちょっぴり関わった人たちが
たまに遊びに来てくれます。

だけどお互い死んでしまった時に
僕らのこのすみかも消えてなくなる。

それでいいのかもしれません。
ずっとそう思ってました。

しかし加齢とともに
僕の記憶から消えてしまうかもしれない。
記憶はあっても都合よく美化された記憶として
塗り替えてしまうかもしれない。
そう考えると恐ろしくなりました。

そこで形として残しておこうと思いました。

そんな想いで曲にしてみました。

長くなりましたので続きは明日…