

高校で習ったと思うんです
赤い筋肉はミオグロビン
白はミオグロビンが少ないとか
馬の場合そのミオスタチン遺伝子とかいって
筋肉の質の差を遺伝型で3種類に分けて
C/C
C/T
T/T
とか
C/Cは筋肉が多くスピードタイプのミオスタチン遺伝子だということで
この方を遺伝子レベルで調べて
短距離のスプリンター
中距離型
スタミナ型とか
筋肉の質でだいたいの距離適性を把握するというのがあるそうです

スピードと瞬発力に優れた筋肉の質の遺伝子
だからといって体の骨格とか構成とか気性なんかも遺伝するので
かならずC/Cが短距離しか走れないとかはなくて
でも筋肉の質からいけば瞬発系かパワー型とかは
検査でわかるみたいです
それで昔のサラブレッドは
今の馬ほどはスピードが無いというか
2400メートルとか長距離を走るのに適して馬がヨーロッパのサラブレッドというか

ノーザンダンサーというアメリカ産の馬がそれまでとは違う
完全なスピードタイプで
その息子のサドラーズウェルズがヨーロッパをスピード競馬に変えたとも言えるけど
ともかくこのCの遺伝子がノーザンダンサーの父のニアークティック
この馬にあったということと
母のネイティブダンサーからもCのスピード遺伝子を受け継いだという説の話です


このCがサラブレッドから派生したCと
アメリカの土着系のCアメリカンクォーターホースとかアメリカンダミーとか由来の2通りあるのでは?
という説があるわけです
ネイティブダンサーがその典型的な代表と言われています
サラブレッドというのはダーレーアラビアン
ゴドルフィンアラビアン
バイアリーターク
この三大始祖の系統がサラブレッドで
英国のジェネラルスタッドブックに載っている馬に遡れない馬が血統に入っている馬はヨーロッパではサラブレッドとして認めないという ジャージーアクト
という時期がノーザンダンサーの前にあり
例えば
アメリカには昔の名馬にレキシントンというのがいて
レキシントンカップというレースは昔からあるくらいで
でもそのレキシントンという昔の馬がジェネラルスタッドブックに載っていない馬を含むというので
レキシントンが入ってる馬はヨーロッパではサラブレッドといては認めない
締め出すというのがあったんですね
なせそんなことをやっていたか
理由はアメリカンダミーのサラブレッドではない不純な系統の排除
という考えがあったと推察されるわけです
暴論のように思うし
今の競馬にはこの系統は必要不可欠だけど

例えばサイレススズカの母系のアクアクというのは完全なアメリカ系だし
そういうスピード系のアメリカの血と
ヨーロッパクラッシック系統とでは昔は明らかな差があり
なので逆に長距離得意のサドラーズウェルズの父がC型のノーザンダンサーではないのではないか
というような都市伝説が出てくるんだと思うのです
スピードのノーザンダンサーと母もカリカリのアメリカだからサドラーズウェルズには違和感を感じるのも確かでしょう
そもそもこのCとかTとかこの概念が正しいのかどうかどうか
他の要素もあるでしょう
ミスタープロスペクターのネイティブダンサーのスピード型というのは明らかにわかりやすく
それでもスタミナも備えた瞬発系も出てるし
それでこの理論というか考え方を考えるのは難しいと思い私は考えるのを辞めたんです🤣
これはでも大まかに分けて
遺伝子型で筋肉の質がわかるというのは意義深いですね
シアトルスルーのあの後肢とか腰の違和感は
ストームキャットのあのコロコロ感は
いかにもアメリカで
納得できるというかサラブレッドの端正な姿とはかなりかけ離れた変わった形をしてたから
ノーザンテーストをポニーみたいな体型だと昔の人は言ったらしいけど
私は道産子とか木曽馬みたいだなと思ったのであります
でもその筋肉質な丈夫な高回転のコンパクトな体がスプリントマイラーの典型的な形なんでしょう
おそらくサドラーズウェルズは筋肉の質はCなのかもしれないけど
体躯構成的に骨格が足が長いとか
質はマイラーなのかもしれないけど体型がTの形に出てるから距離が長いのが得意なのでしょう
