今夜はそれに駆られました
10年ほど前に見た
映画「いつか読者する日」
2004年 (日本) 監督-緒方明- 脚本-青木 研次-

-あらすじ-
幼い頃に父と死別し青春時代に母も失った大場美奈子(田中裕子)は、未婚のまま故郷の町で50歳を迎え早朝は牛乳配達、昼間はスーパーのレジ係をしている。 同級生の高梨槐多(岸部一徳)は、役所の児童課に勤務し親の虐待を受けている児童の保護にあたっている。彼には余命いくばくもない病床の妻の高梨容子(仁科亜季子)がおり昼はヘルパー、夜は彼自身が献身的に介護をしている。
ある日に高梨宅に配達時、牛乳箱に自分宛のメモを見つける。「夫は今でもあなたを慕っている私が死んだら夫と一緒になってほしい。それが最期の願い」と告げる。容子には二人の感情が見えたのだった、、
昔見た時は「何となく良い感じ。」という曖昧なものでした。
訪れたことはないけれどロケ地の長崎の町並みが好きで、それが見たくなって再び手にとって先程まで鑑賞していました。
ぬぬぬ、思いのほか、昔見た時よりも感動。。。
ストレートな恋愛映画。
多分恋愛ってのは、幼稚園生も小学生も若者もおっさんおばさんも、じいちゃんばあちゃんもみんな恋したら一緒なんだと思った
若い恋とか大人の恋愛とか分けられてるようでみな同じ。 好き+好き。なだけのシンプルな物語
そんな単純を難しく考えてしまうのもこれまた恋愛。
そうした迷いやときめきを全部牛乳カバンに詰め込んで主人公は今日も坂を登り、あの人に牛乳を配達する。 密かにおもう気持ちを心にとめて−
主人公が坂を上るたびにカバンからビンが合わさる音がするのですが、それが大変リズミカルで心地良い。それだけが自分という存在をしらすもののようで、切なくもときめいて、、
と、まあ実に甘酸っぱい笑 でも本当に密かな気持ちをうまく映画にされています。
音楽も贅沢に池辺晋一郎氏が担当。町並みにも登場人物たちの心境にも素晴らしく寄り添えた音楽でした
言わずもながですがメイン二人は田中裕子・岸部一徳さまとあってこれまた抜群です。
ほんまうまい 圧倒されます。
見終わって何となくこの純粋な感じはなんかの映画にあったな、、と思ったのはジブリの「耳をすませば」
大人も子供も恋愛したらやっぱ一緒なんだと思いました。
そういえば、、両作とも舞台は坂のある町。
僕がただ坂道フェチだけ?なのかもしれませんがオススメ映画でブログしときます
深夜映画でした。すいません思いのほか感動だったので、、
おやすみなさい