情とマシーン | サボリ通信

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大村幸太郎ブログ

車を所有していたらいつかは訪れる愛車との別れ。
調子悪くなったり壊れたり、家族が増えたり独立したり はたまたステータスやファッションなど 様々な理由で車は乗り換えられていきます


僕にとっての車とは道具です。ほぼ通勤に使うので壊れるか調子悪くなるまで乗る道具、だからよく乗り換え時にお店が以前の車と新しい車を並べて写真撮ってくれたりしてくれるサービスも、、実は理解できませんでした。
何て言うか冷蔵庫の買い換えに新旧並べて撮るような感じなのです

なので今回車を買い換える事になってもそうなるはずでした。しかし、今回の別れはちょっと今までとは違ったのです。



その日は業者さんが車を自宅まで引き取りに来てくれる手筈になっていました。 僕は立ち会うこと無くバイクで仕事場に向かったのですが、、あろう事かその出勤前に愛車のボンネットを撫でてたりするのです。 そしてありがとう などと呟いてたりもするのです

バイクにまたがり出勤し、車庫から頭だけ出している愛車をミラーで追いながら見えなくなるまで見てました 今までに無い事


結局は、家族なんですね
あの車でチビ連れてどこ行ったとか、チビが好きな車だったとか、車内で歌ってたとか、そういうのが断片でアタマ出てくるのです。一人の時は何も思わなかった事が今は知らないうちに結構なもん車に載せていたのです

こういうのは日本人気質というか情け深いというか、結構いらっしゃるんじゃないかと今では共感します。写真サービスも


だから僕、今後が心配です。


もし仮に、別れの日にボンネット撫でてたらヘッドライトが5回点滅するとかね

ア・リ・ガ・ト・ウ

なんてったら もう「ダメだ、やはり乗り続ける!」 となりそうです


笑い話じゃなくてこの日本人的気質はなかなか深刻だと僕は思いま
これからはモノにも人工知能が入ってくる事でしょう 車に乗れば名前つきで挨拶してくれて、子供が泣けば泣き止む音楽をかけてくれる
気分が沈んでいたら感知もしてくれるでしょう。
皮肉な事に、寄り添えば寄り添うほど情が邪魔して車を買い換えない理由になりそうです

この日本人の情をどう扱うのかが今後の車屋さんの課題、、、 などと面倒臭い話です笑
何屋さんなのか


なので解決法にAI付きには別れ際プログラムがほしいところ

廃棄前は逆上されるとか
そういう機能が欲しい
ケンカ別れ風とか、
別のドライバーをこっそり乗せてた発覚型とか同じ文句言ってた浮気プログラムとか
何らか情無く廃車できる手段が必要になるんじゃないでしょうか ペット葬ならぬ車葬とか
使い手の心のフォローもできる商品がキーな気がします


しかし、
なんかそれじゃ乗っているのか乗せられてるのか分からなくてなりますね


これに付き合わされるAIはなかなかシンドイやろうなぁ

先生見習って仕事しないといけないですね

 

 

 

 

 

 

 

 

電車も通らないこんな雪深いところが僕の住みか 車はやっぱり足です