切っても切れない関係 | サボリ通信

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大村幸太郎ブログ

突然ですが下の写真を見てあなたは何を思い浮かべるでしょうか







僕はこんな事を思い浮かべている。

「正面からレギュラーで入って5-0でレールを抜ける、縁石かかる直前でノーズマニュアルかけてそのまま流れて抜ける。」
なんの事か言いますと、街中の建造物をスケボーのセクションに見立てて遊び方を想像しているわけです。
こんな想像は一部のスケボーが好きな人達だけの話で一般的には全く想像もしない事です。 ですが近いうちに一般の方もこんな想像をしているかも。

先日、スケートボード世界選手権で17歳の西村碧莉(あおり)さんが女子部門で優勝されました。
そのニュースは新聞にもなかなか大きく掲載されていました。僕は記事を読みながらも信じられないと言うか、スケートの大会が新聞に載るなんて、スケートボードは本当にスポーツとして認識され始めたのだと実感しました。

ただ残念ながら書かれていたことはほとんどが得点の事で滑りの内容はほぼ分かりませんでした。
わかるようなものと言えば「西村選手ブーイングの中、ダイナミックなスライド技の成功で8.5点を獲得、これか優勝へと導いた」 くらいで、せめてどんなデザインのセクションでどのようなスライドを決めたのか?くらいは説明は欲しかった。

新聞に掲載されるようになったのは嬉しいけれどその魅力が浸透するにはまだまだ時間がかかりそうです。
とは言っても全国紙に掲載されたのだから、今後スケートボードがスポーツの中で社会の中でどんな存在になってゆくのかも興味深いところ。
もしスケートが野球やサッカーのように一般のお茶の間でも認知され始めれば冒頭の縁石の話もすんなり通っているかもしれない
オリンピックでも、何であれスケートボードのセクションといえばそれはあくまでストリートから生まれたもの。街中の縁石が源です
スポーツとして認知され始め、お茶の間でも観戦されるようになれば翌日の通勤途中に足を止めているサラリーマンがいるかもしれない 。 「この縁石、、あの選手ならこう攻めるだろう」 なんてウソみたいで、本当になるかも。

そう思うとあらためてオリンピックの種目になったのは驚きです