「みんな優しいなぁ」を感じた 今日の出来事〜セミさんとの触れ合い | 心をつなぐメッセンジャー パールまり

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昼間、電車に乗ったときのこと。




座席に座って、

ふと向かい側の座席シートを見たら。




「セミ」さんがいたのよ。







7人掛けのシートの、ほぼ真ん中に

セミさんが座ってた。







昼間で

空いている時間帯ではあったけど…。




セミさんの存在を 知ってか知らずか?

このシートには誰も座っていなかった。







駅に着くたびに、

お客さんが少しずつ増えて来る。


その存在に気づかないお客さんが

セミさんを押しつぶしてしまわないか?


私は、気が気じゃなかった。







多分、もうすぐお空に帰っていくであろう

セミさん。




急いでいなければ、

セミさんを連れて途中下車して

土の上に降ろしてあげたかったけど。


それも出来ず…。


次第に下の方へ下がって来るセミさんを

見守っているしか出来なかった。







電車は、何事もなく終点の駅に着いた。




都会の駅のホーム。


土は無いけど…。




せめて、安全な場所に居させてあげたくて。


私がそっと そのからだを包み込んだ、

その時。




セミさんは、逃げた…。




私には、

精一杯の力を振り絞ったように感じた。







セミさんが止まったのは、

車内の天井にある空調口のところ。


私が背伸びしても届かない。




もたもたしてたら、

この電車は「始発」として発車しちゃう!







駅員さんを探そうとしたその時、

ちょうど通りかかった車掌さんに声をかけた。




車掌さんは「ぼく昆虫ダメなんですよ〜」

と言いながらも、

なんとかしてセミさんを助けようとしてくれた。



でも、届かないのよ…。




車掌さんは「運転手さんに頼んでみる」と言って、

こちらに向かって歩いて来た運転手さんに声を掛けてくれた。




運転手さんは

「昆虫は大丈夫なんだけど」

「届かないなぁ・・・」


そう言いながら、

なんとかセミさんを救出しようと頑張ってくれた。




その間に、

さっきの車掌さんが

ホームに居る駅員さんを連れてこちらに向かって戻って来ていた。







運転手さんも

「なんとか、外に出してあげたいね」

と言いながら、

セミさんの近くまで届きそうな「何か」を探してくれて。




運転手さんの機転のおかげで、

セミさんは無事に電車の外に飛んで行く事が出来た💕




セミさん、ビックリさせて ごめんね🙏


渾身の力で飛んでいったんだよね。


どうか無事に、木のある所まで飛んで行けます様に✨







電車の中から出て 駅の構内を飛んで行くセミさんを、

運転手さんと車掌さん、駅員さんと一緒に見送った。







セミさんを、外に出してあげたい。







運転手さんも


車掌さんも


駅員さんも




その「思い」は、同じだった。




飛んで行くセミさんの姿を見送りながら、

みんなが ほっとしていた。









ターミナル駅で、

過密な運行スケジュールの中。


一匹のセミのために

皆んなの気持ちが一つになって。


「良かったね〜」という笑顔もステキで。




心があたたかくなるひとときでした。









車内に居るセミさんを

自分の手で安全な場所に移してあげたい。


最初はそう思ったけど、

上手く行かなくて…。




車掌さんに声をかけてみたら、

色んな人たちがセミさんの為に力を尽くしてくれて音譜




「私一人で、なんとかしよう!」と

頑張らなくて良かった照れ




一人の人に声をかけてみたら、

たくさんの人の「優しさ」を見させてもらう事が出来た💕







あの場にいられて、本当に良かった💓




みんなの優しさに触れて

心がほっこりした。




そのおかげで、

今日一日が とても気持ちの良いものになりました💕
















♡子どもの気持ちを大切にしたい


♡子どもだった時の気持ちを大切にしたい
















セミさん、無事に緑のある所まで行けたかな☺️