大きくなったら、何になりたい?〜幼稚園の時の私は… | 心をつなぐメッセンジャー パールまり

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「大きくなったら、何になりたいの?」







そう聞かれて、


「ケーキ屋さん」とか


「仮面ライダー」とか


答えている子どもたちを見ると、


微笑ましく感じると共に


羨ましいなぁ〜と思う私が居た。









幼稚園のとき。


「大きくなったら、何になりたいか」を書く

という時間があった。




その時の私は

「バスガイドさん」って書いたんだよね。


その時のことは、今でもハッキリと覚えている。







それを見た先生は、

「まりちゃんなら、きっと優しいバスガイドさんになるわね〜」と言ってくれたね。




でも、私は嬉しく無かったんだ…。




だって、

本当は「バスガイドさん」になりたくて書いた訳じゃ無かったから。









小ちゃい時からの私の夢は「お嫁さん」💕




大きくなったら「お嫁さん」になりたかったんだよね。







でも、

私が「お嫁さん」になることは

許されていなかった。




私の中では

「お嫁さんになる」=「お嫁に行くこと」




うちは、

私が「この家の跡を継ぐ」ことに決まっていたから…。


お母さんが そう決めていて、

私が「お嫁に行く」ことは許さなかったから…。









幼稚園児の私にも、

それは しっかりと伝わっていて。


「私はお嫁に行ってはいけない」と、強く思っていたんだよね。




「お嫁に行ってはいけない」

   ↓

「お嫁さんになりたい」と言うことは、許されないこと。

   ↓

「お嫁さんになりたい」と、言ってはいけない。







だから、

幼稚園児の私は

幼いなりにも 一生懸命に考えたんだと思うんだ。




何も書かない、という選択肢はもちろん無いし…。


何て書こう?


何になりたいと書けばいいんだろう?


何になりたいと書けば、許されるんだろう?




思いついたのが「バスガイドさん」だったんだよね。




多分「大きくなったら…。」を書く少し前に

幼稚園の遠足で観光バスに乗った時、

バスガイドさんのことが印象に残っていたんだろうなぁ〜。




「バスガイドさんになりたい」


それなら、許される。


怒られなくて済む。









でもね。


本当は「バスガイドさんになりたい」なんて

思うはずは無いよね。




だって。


私は「バスに乗るのがイヤ」だから。


バスは勿論、

親戚の人の車も 電車も。


酔っちゃうから…。


「乗り物全てが嫌い」なんだから。







バスに乗ったら直ぐに酔っちゃう私が、

「バスガイドさんになりたい」だなんて…。


そんなはず、無いのにね。


一生懸命に考えたんだね。


考えても、思いつかなかったんだね。




お母さんに怒られずに済むものを、

一生懸命に考えたんだね。




でも、

既に「自分の意思」というものをなくしていた私には、

他に「なりたいもの」が分からなかったんだね。




見つけられなかったんだね。




そこで思い出したのが、

少し前に会った「バスガイドさん」だったんだね。







お母さん。


お母さんの顔色を伺って

「何て書けば大丈夫だろう?」って考えなきゃいけないなんて…。


幼稚園児の子どもには、

辛かったよ❗️


「お嫁さんになりたい」って、書きたかったよ❗️




「お嫁さんになりたい」って言っちゃいけない雰囲気が、苦しかったよ❗️









「お嫁さんになりたい」って、

言いたかった‼️




本当は「お嫁さん」になりたかった❗️


「お嫁に行きたかったーーー‼️」









もう、お母さんの「呪縛」からは

解き放たれていいんだよ❗️


自分の好きにして、いいんだよ❣️




お母さんのお腹の中に居る時からの「擦り込み」は、かなりのツワモノだけど…。




一つずつ、

「自分の好きなもの」を選んで行こうね💕




今まで頑張って来たね。


お母さんの期待に応えなきゃ!って…。




でも、

お母さんの「期待」は、

お母さんが思い描くお母さんの「理想」。


私の「希望」じゃない。




これからは、

私が「こうなりたいなぁ〜」って思うものを描いて行こうね💕




今まで本当にお疲れ様でした☺️
















♡子どもの気持ちを大切にしたい


♡子どもだった時の気持ちを大切にしたい
















ハートを見つけるのも 好き💖