今の仕事を活かして新たな事業展開・収益を生み出す「スクール事業」の始め方 -3ページ目

今の仕事を活かして新たな事業展開・収益を生み出す「スクール事業」の始め方

一見スクールとは関係ない
事業をしている方におすすめ!
あなたのビジネスがどんどん広がる教育事業の始め方を、実経験に基づいたメソッドでお教えします

セミナーを開催しようとすると、

必ず皆さん心配するのが、

「受講生が集まるんだろうか?」

ということです。

 

不安なので、

「あなたのセミナーに

あっという間に100人集客できる

方法を教えます」

なんていうセミナーに

出てしまったりします(笑)

 

でも、ちょっと考えてみてください。

 

本当に今、あなたのセミナーに

100人来てしまって大丈夫ですか?

 

もし、

「なんだよ、期待はずれだったよ」

と思われてしまったら…。

それが100人だったら大変です。

 

それだけ大勢いれば、

中にはそのことを

SNSに書いてしまう人だって

いるかもしれません。

 

大切なのは、

はじめからたくさんの人を

集めようとしないことです。

 

セミナーは、場数をこなして

どんどん良いものになります。

 

だから最初はたとえあなたが失敗しても、

それを言いふらしたりしない人を

教えてください。

一人からだって構いません。

 

もし、今あなたの周りに

「セミナーやるんですか?

是非それ私に教えてください!」

という人が一人もいないとしたら、

教える内容をちょっと考えなおした方が

いいかもしれません。

 

あなたがこれから教えようとする内容が

魅力的なものならば、

きっと周りに一人や二人

「教わりたい!」

という人がいるはずです。

 

その人にモニターになってもらい、

一生懸命育てるのです。

 

その人に変化が起きると、

「なんだか最近上手くいってるみたいだね、どうしたの?」

ときかれます。

そして「実はね…」

と、セミナーや先生の話をしてくれます。

 

「何それ?私も教わりたい!」

となります。

こうしてたいてい誰かを

連れてきてくれます。

 

そうやって来た方は、

既にこちらの情報をいろいろきいて、

それがいいと思ってきてくれているので、

相性が合う生徒さんなことが多いです。

 

生徒さんが心から

「スクールに行って良かった」

と思ってくれたなら、

必ずその人自体が広告塔になってくれます。

 

そうやって人が人を呼んで、

100人集まるようになった時には、

あなたのセミナーは、

素晴らしいものになっているに

違いありません。

 

セミナーを開催する度に、

必死で集客をしているようでは

長続きしません。

 

せっかくスクールをやるのですから、

「是非スクールにいれてください!」

と、人が集まってきてしまう

スクールにしましょう!

前に「お試し練習セミナーをしてください」

というお話をしました。

 

最初から完璧なものを用意してやろうとしていたら、

いつまでたっても始められないですし、

実際にやってみて初めてわかることが多く、

結局全部作り直さないといけなかったりするからです。

 

「お試し授業」の一番の目的は、

生徒さんの声を聴くということです。

なので最初は対話する時間を多く取り、

生徒さんがどう思ったか、

この説明で理解できたか、

もっとどんなことを知りたいと思っているか、

などをどんどん聴くようにしてください。

そうすれば、次に何を教えればいいのかがわかります。


レジュメやパワーポイントなどの資料は、

セミナーをやる度に用意していけば、

だんだん増えていきます。

最終的に、これがテキストの土台になります。

そして、大切なのが、

終わったらできるだけその記憶が鮮明なうちに

「振り返り」をすることです。

お試しセミナーを始めたばかりの頃は、

準備よりもむしろ振り返りに

時間をかけるといいと思います。

 

生徒さんから質問が出て、

調べておいた方がいいことは調べたり、

どうすればもっとわかりやすく

伝えられるかを工夫します。

レジュメをもっとより良く作り直し、

「この部分は資料を渡した方がいいな」とか、

「図で見せるといいな」など、

必要なものがあれば用意するのです。

 

これはお試し期間だけでなく、
この先ずっとスクールをやりながら、

繰り返してく作業です。

 

こういう姿勢を続けていれば、

あなたのセミナーはどんどん磨かれ、

魅力的になっていくのです。

 


 

私は実技を教える時、生徒さんに、

「自転車に初めて乗れた時のことを

思い出してみて。」

という話をします。

 

たいていは親がついて

練習をすると思うのですが、

最初親から

「ああしろ、こうしろ」

と言われます。

 

でも、言われた通りに

やってみてもできません。

 

するとまた、違う言い方で

「こうやってみな」とか言われます。

それでも、できない・・・。

 

何度もやっているうちに、

転んで擦りむいて、

痛い思いをしたりします。

 

既に上手くできている子の姿を見て、

羨ましく思い、焦りが出てきます。

 

親に何度も同じことを言われて、

「もう、わかってるよ!うるさいな!」

と八つ当たりしたりします。

 

「もしかしたらこのまま

ずっとできないんじゃないか?」

なんていう不安が頭をよぎります。

 

なんだかもう続けていても

無理なんじゃないかと思って

やめたくなります。

 

頭でわかっていることが

なかなかできない。

 

それは、

頭で考えている通りに

身体が動くまでには、

時間がかかるからです。

 

とにかく練習を続けていると、ある日、

「あれ?今ちょっとできた?」

という瞬間が訪れます。

 

最初はまぐれかと思ったけれど、

それからやっているうちに、

できる確率がだんだん上がってきます。

 

そして、めでたくできるようになります。

そうなれば不思議と

その先ずっとできてしまうのです。

 

要するに「コツを掴んだ」ということです。

 

実技ができるようになるには、

簡単なことでも難しいことでも、

だいたいこのような流れを通るものです。

 

まず、どうやるのかという理屈を教わる。

そうしたらひたすらやり続ける。

また理屈を教わって、練習する・・・。

 

「頭で理解し、身体を動かす」

その繰り返ししかありません。

 

その時、いい先生とは、

「こうしてごらん」というアプローチを

たくさん持っている人なのです。