私はポジティブな考え方が好きですし、ポジティブな考え方ができる人が好きです。
でも
「物事のポジティブな面しか見ない」
ということはそれとは少し違うと思っています。
ネガティブな側面も含めて全てをありのまま受け入れること。
そしてそれを自分ならではのやり方で、ポジティブなエネルギーに変換することができる人
が本当の意味でのポジティブな人なのかな、と感じています
この「ありのままを受け入れる」ということがとても大切だと思うのですが、実はなかなか難しい・・・
私自身、ありのままの自分を受け入れることができず、大きなストレスを抱えていたことがあります。
1社目の会社からまったくの異業種であった会社に転職したばかりの頃。
その業界に関する知識は浅く、仕事はいつも周囲から遅れを取っているような状態。
「私はみんなより知識と経験の上で大きく劣っている」
「迷惑をかけないように、早くみんなに追いつかなければ」
「もっともっと頑張らないと」
周囲と比較して劣等感を感じる自分。
もっと頑張ろうと努力する自分。
でもかなり息切れ状態でした・・・
そのうち、顔の顎の周りに大量の吹き出物ができてしまいました。
それを厚化粧で隠す日々。
鏡を見る度にブツブツの自分の顔に嫌気がさし、ため息・・・。
人と話す度に、その大量の吹き出物を見られているのではないかと思い、人と話すのも億劫になる一方。
肌を改善するために、ありとあらゆる方法を試しました。
皮膚科通院、抗生物質、漢方、レーザー、高級化粧品、自然化粧品、食物療法、美顔マッサージ・・・・・
けれども、心身共に疲弊をしていた私は、仕事から帰宅すると化粧を落とさず朝までそのまま寝る・・・
などという恐ろしい事も日常茶飯事でした。
当時は実家を離れ、関西で一人暮らしをしていましたので、食生活も散々たるものでした。
吹き出物は一向に治る気配もなく、どんどんひどくなるばかり。
今度はこの吹き出物の原因探しが始まりました。
「毎日ハードに仕事をさせられているからだ・・・」
「無理ばかり言うお客さんが悪いんだ・・・」
それでも最後は
「誰かのせいにするなんていけない!全ては自分の責任。文句は言ってられない。」
という思考に戻ってきます
「頑張ることが美しい」
という固定概念に支配されていた私は、自分の本当の気持ちにフタをしてしまいました。
「つらいよー、助けてよー」
と叫ぶ自分の中のもう一人の自分。
「あの人が悪いんだ!この仕事が悪いんだ!」
と他人や周囲を責める自分。
この「醜い自分」を受け入れず、見てみないふりをして、気持ちを押し殺してしまっていました。
でも、その感情は確かに存在していて、「ストレス」という形でずーっと私に悪さをし続けていました。
何をしても治らなかった吹き出物ですが、東京への転勤をきっかけに、びっくりするくらい
すーっとなくなりました
実家に戻り、家族と暮らし、食生活が安定したこと。
職場環境が変わったこと。
が理由だと思いますが、やはり、家族と一緒に暮らすことが私にとってとても大きなやすらぎになったようです。
友達にはなかなか言えないことも、家族には言えました。
「醜い自分」もさらけ出すことができたんです。ありがたいことです
そうすることで、「醜い」と思っていた自分の気持ちが、ちゃんと「存在」することができたんですね。
そうすると、心の中で大暴れすることも減り、感情の均衡が保たれたような気がします。
自分の中の感情を外に吐き出すこと(言葉だけではなく、笑う、泣くなどの感情表現も含む)は
カタルシス(感情の浄化)を起こし、その感情へのとらわれから解放されて精神的に落ち着くという作用をもたらします。
私の場合は「家族に話をする」ことがカタルシスになりましたが、人によって様々なやり方があると思います。
人それぞれのやり方で、「醜い自分」もきちんと受け入れてあげることがとても大切なのかな、と思います。
完璧な人なんていませんから、どの人にもいろいろな自分がいますよね。
その日の気分によっても違いますし、年を重ねるごとに変わる場合もありますし、朝と夜でも違うかもしれません。
それでも、どんな自分が出てきても、その存在を受け入れて認めてあげることができれば
それだけでだいぶ心が軽くなるような気がします