また如何なものか、その調子
ここ最近風邪をひいていた、この暑さの中に生命と混同するような囁かない風が吹いた。そこに臆して彼はクーラーのきいた部屋から一歩も外に出ようとしないため、私もまいってしまった。
この部屋の情報原は、テレビと新聞と携帯電話の三つに限定される。その他雑誌・本等は所詮人間の贓物で、商品棚から離れて彼の部屋に置かれた時点で死んでいる。又は彼にはそういった趣に興じて生かすだけの力が無い。現に今何をしているかと言うと、腹を空かしながらテレビをつけ何事かをつぶやくと、そのまま腰を抜かして身動き一つ取らなくなった。その手元に握られたのが先程話したこの部屋に限り生き場を失った雑誌等々の死骸である。
くうものにはこまらない
この部屋の情報原は、テレビと新聞と携帯電話の三つに限定される。その他雑誌・本等は所詮人間の贓物で、商品棚から離れて彼の部屋に置かれた時点で死んでいる。又は彼にはそういった趣に興じて生かすだけの力が無い。現に今何をしているかと言うと、腹を空かしながらテレビをつけ何事かをつぶやくと、そのまま腰を抜かして身動き一つ取らなくなった。その手元に握られたのが先程話したこの部屋に限り生き場を失った雑誌等々の死骸である。
くうものにはこまらない
松戸の看板を見つめ
闇 を好んでいる。人の闇を、たまらなくない好んでいる。
彼女に接して「愛してるよ」と言う時の彼の後ろ姿に私は魅力を感じている。言葉を重んじている人間に、人間でありながらそれを自覚して玩具を与える様な。なんて浅はかな行動だろう、そうしつ罪悪感も押し込めて刺激を求める。とても醜い人間の後ろ姿だ。
この先彼が彼女と会う時のまるで愉快に駒を弄ぶ道化師のような現場を幾度面倒みてやろうか。
彼と私はそういった相乗関係なのだから。
彼女に接して「愛してるよ」と言う時の彼の後ろ姿に私は魅力を感じている。言葉を重んじている人間に、人間でありながらそれを自覚して玩具を与える様な。なんて浅はかな行動だろう、そうしつ罪悪感も押し込めて刺激を求める。とても醜い人間の後ろ姿だ。
この先彼が彼女と会う時のまるで愉快に駒を弄ぶ道化師のような現場を幾度面倒みてやろうか。
彼と私はそういった相乗関係なのだから。
夜間、止まない絶望
何も言わなくてもいい。電気の消えた部屋で二人、ベッドの上で止める事なく灯る愛。女は白かった、
揺れる度に伸ばした手で何かを掴む、堪えるように、己の欲情を訴えるように。男は長く、雛の卵に巻き付いた蛇のようだった。絡む背中は異様に曲がり頭を垂れて女の乳房を噛んでいた。
夢に見た事もない快感が二人の身体を駆け抜けて、そうして過ぎ去った。
「愛してるよ」
一体今何が起こったのだろうか?少ない情報を現実と当てはめるピースとして少しづつ意識を確立していった。目を凝らせば、視覚的な情報があまりに自分の理解の範疇を越える物に変貌している事に男は少したじ ろいだ。
(続く)
揺れる度に伸ばした手で何かを掴む、堪えるように、己の欲情を訴えるように。男は長く、雛の卵に巻き付いた蛇のようだった。絡む背中は異様に曲がり頭を垂れて女の乳房を噛んでいた。
夢に見た事もない快感が二人の身体を駆け抜けて、そうして過ぎ去った。
「愛してるよ」
一体今何が起こったのだろうか?少ない情報を現実と当てはめるピースとして少しづつ意識を確立していった。目を凝らせば、視覚的な情報があまりに自分の理解の範疇を越える物に変貌している事に男は少したじ ろいだ。
(続く)