自分の知識や教養の乏しさを痛感して落ち込む日々。自分の学力とか思考力とか、そんないろんな能力の低さに落ち込む日々。


私は本当に、「知らないことだらけ」の人間。


それでも、
内田樹先生の「『学ぶ力』とは、①自分には知識や技術や見識や情報や、なんであれ、『大人』として遇されるためのものが欠如しているという感覚を有すること」、つまり「無知の自覚」であるということばを力にして、スカスカの自分にモノやコトバを足していきたい。


引き出しの多い、ぶ厚い人間になりたいから。


「学ぶ力」は①無知の自覚 ②メンター ③パスワード

これさえあれば、人はどこでも、いつでも、学び始めることができる。


この三つの条件を言葉で言うとこうなる。

「学びたいんです。先生、教えてください。お願いします」

これだけ。

これが「学力」という能力のすべてである。

この言葉をさらりと口にすることのできる人間はほとんどあらゆる機会において学ぶべきことを学ぶことができる。


毎日が「学ぶこと」。


自分にがっかりしつつ、でもへこたれずに学ばなければ!


ううん、学びたい!「しなければならない」から「したい!」へ。これが大切。

本日の夕食に、生ハム・モッツァレラチーズ・赤ワインを入れてみました。


めったにこんなおしゃれな食卓はないけど。


本当においしかったですぺこナイフとフォーク


ようやくお酒を楽しめる年頃にカクテルグラスワイン音譜


寒くなるこれからの季節は、おでんと日本酒ですね。


今日は一日OFFだったので、お部屋の掃除をしたり、テレビを見たり、ネットをしたり、めりはりのあるのんびりで上出来。


一日の締めくくりに、ワインで大満足らぶ②


土曜日は午後からお仕事(趣味の)なので、午前中はたいていダラダラとしてしまいます。


でも、今日は突然思い立って、一つ隣の駅の映画館へ。9時30分の回の『マザーウォーター』を観に行きました。朝一番の回ということもあってか、お客さんは私を含めて5人ほど。ラッキー音譜



『マザーウォーター』は、『かもめ食堂』『めがね』『プール』の松本佳奈監督さんの最新作。


場所は、京都。


豆腐屋のハツミ(市川実日子)、コーヒー店を始めたタカコ(小泉今日子)、バーを営むセツコ(小林聡美)、この街に住み始めた三人の女性たち。


そこに、銭湯の主人オトメ(光石研)、家具職人のヤマノハ(加瀬亮)、銭湯でアルバイトをするジン(永山絢斗)、街を散歩するマコト(もたいまさこ)が関わって、「物語」は進みます。


でも、何か起こるわけでも何か変わるわけでもなく、ストーリーやあやすじのない「物語」。


ただ、その「場所」に「人」がいて、「季節」があって、「風」が吹いて、「食」があって、「日々」があって。そして、人と人との自然体の「つながり」があって。


この映画の世界をうまく紹介できないけど、私は松本さんの映画は好きです。


『マザーウォーター』の好きだったところは、


ひとつめは、マコトが仕事(銭湯)へ向かうジンにむかって、「機嫌よくね」と声をかけるところ。マコトは、何度か「機嫌よく」とか「機嫌がいい」とかそんなことを言います。


(普段ちょっとしたことで「不機嫌」になってばっかりだなぁ、私・・・)


ふたつめは、「食」。


『かもめ食堂』でもそうだったけど、出てくる「食」のすてきなこと。ハツミの豆腐屋の前で食べる豆腐、セツコ手作りのカツサンド、マコトの夕食のかきあげ・朝食のだし巻き、タカコのお店のコーヒー、セツコのバーのウイスキー(山崎)水割り、タカコとハツミの夕食のグラタン、ワイン、ビール、マコトとハツミがポプラと公園で食べるタマゴサンド。どれも本当においしそう(みんなおいしそうに食べるから!)。マコトの食事の場面は、思わず息をのんで見入ってしまうほど、静かな幸せが満ちています。


みっつめは、大人たちの真ん中にいる、いつも機嫌のいい子どもポプラ。1歳半くらいみたいです。


豊かな表情と豊かな仕草。こんなにもすてきな俳優さんたちの中でも、負けないくらい存在感。いや、ポプラは私の中で「主演男優賞」かな。


川が春の陽ざしをうけてキラキラ輝くように、みんなの希望のように、暮らしの希望のように。ポプラが、この映画に明るい温かな光りを注いでいます。


映画の中で、登場人物はみんな「仕事」をしているけれど、せかせか仕事に追われているのではなく、みんなこつこつ仕事をしています。ハツミが「やることがあるから、目が覚める」ということばにあるように。「やらなければならないこと」があるというよりは、「やること」「やりたいこと」があるから日々それをするのだ、というように。


映画の外では、みんな「やらなければならないこと」に追われる毎日。「どうして、こんなに忙しいの?」「やってもやっても仕事は終わらない」こんな声は毎日たくさんの人から聞きます。事実、「仕事」は山ほどあって。世の中、とっても忙しい。「“忙しさ”の正体って何だろう。」そんなことを最近考えていて、今日この映画を見て、ますます現実のこの「忙しさ」がよくわからなくなりました。



温かくて柔らかくて、穏やかでゆっくりで、はかなくて確かで、でも、どこかひいやりと冷たくて。


不思議な『マザーウォーター』の世界。


エンディングの大貫妙子さんの歌が、映画にとってもぴったりでうれしくなりました。


映画のメッセージ「あしたへは、ダイジなことだけもっていく。」どういうことなのだろう。