ビフテキ
という言葉をご存じですか?
私が子供のころは「ご馳走」の代名詞でした。
「ビフテキを食べに行く」というのは凄いご褒美でした。
「ビフテキ」はビーフステーキ(beef steak)の短縮形だとずっと思っていましたが、実はこれは誤りです。
bifteck
というフランス語で「ステーキ」を意味します。
つまり、ビフテキ=steak です。
ステーキは牛肉に限らず、野菜を焼いたものも含みます。
Cambridge Dictionaryによると、なぜか「カリフラワー」を焼いたものもsteakの定義に入ります(習慣の違いを感じますね)。
"a thick, flat piece of a vegetable such as cauliflower, or large mushrooms, cooked like a steak"
(筆者訳:カリフラワー、大きなマッシュルームなど野菜の厚くて平たい片を、ステーキ風に調理したもの)
という定義も載っており、カリフラワー、マッシュルームなどの野菜を焼いたものもsteakの定義に入るそうです。
私が子供のころから「ビフテキ」といっていたご馳走は、牛肉に限らなかったのです。