パンケーキ
pancake
午後のティータイムにふさわしい単語です。
これは可算名詞であり、
1枚のパンケーキ
a pancake
のように、いきなり「a」を付けることができます。
cake は切り分けると「不可算」になることはお話してきました。
これはケーキが大きいからでしょう。
ケーキ丸ごと食べることはなく、私たちが食べる状態の切り分けられたcakeは、
a piece of cake
と数えます。しかしパンケーキは小さいため、
a pancakeで1枚です。これが通常私たちが食べる状態です。
その点では数え方はパンケーキの方が楽です!
では、
a piece of pancake
ということはあるでしょうか?
あります! しかしこれは、ちぎったような状態になったパンケーキであり、通常、「パンケーキどうぞ」と言って料理としてお出しするような状態のものではありません。
自分で食べるときに、ナイフで切りながら食べることはあり、これも pieces of panke です。試食でパンケーキを「かけら」として出すときも pieces of pancakeです。このように、可算名詞も「かけら」になると、pieceを使います。
「cake」と「pancake」の比較を見てもわかるように、大きさ、食べる状態によって可算、不可算が変わっていることがあるようです。
ところで、
pan
は「平たくて薄い」ことを意味します。pancakeも「平たくて薄いケーキ」です。
日本語の感覚としては、「パンケーキ」は薄いケーキ、「ホットケーキ」は下図のように、厚いケーキを指すと思います。
英語でも同じでしょうか? そもそも「ホットケーキ」(hot cake)という英単語はあるのでしょうか?
次回探ってみます。