Let there be no mistake.
「間違いがないようにしよう」
前回のブログでこのような文章を紹介しました。
いまひとつ、 Let there be ... がしっくりこないという人もいるでしょう。
そこで、今回は、
There is ... 構文
についてお話します。
There is a pencil in my pencil case.
私の筆箱に鉛筆がある
学校でごく初期に習うような文章ですが、主語は
There
a pencil
のどちらでしょうか?
「英文法解説 改訂三版」(江川 泰一郎 著、金子書房)のP196には、
「意味の上では次にくる名詞が主語であるが、文法的には文頭の there が主語の扱いを受けている」
とあります。つまり、
There is a pencil in my pencil case.
を例にとると、
意味上の主語は、pencilであるが、文法上はthereが主語として扱われている、とのことです。
理由としてこの本に書かれているのは、以下のようなことです。
Is this a pencil ?
Is there a pencil in my pencil case?
上の例では、this が主語であり、それと同じように(同じ位置で)、下の例でも、thereを使っているからです。
また、付加疑問文のときも、there が主語の扱いを受けているという理由も挙がっています。
This is a pencil, isn't it?
There is a pencil in my pencil case, isn't there?
つまり、there is a pencil は、
「文法上の主語」と「意味上の主語」が存在する文章
ということができます。
Let there be no mistake.
この文章は、letのあとに、文法上の主語、動詞、意味上の主語を置いているということになります。