iPod訴訟はさらに激しい争いへ | ChatGPTとの会話で学ぶ英語入門

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  iPod訴訟のクリックホイールをめぐる争いはさらに続いていきます。
 個人発明家の斎藤憲彦さんがAppleに勝訴したものの、賠償額3億3,600万円に不満で上告しました。
 そしてApple日本法人は当然、敗訴で不満なので、上告しました。
 つまり両方が上告したという状態です。
 確かに斎藤氏が求めていたのは100億円ですから、認められたのは100分の3。
 私にとっては大金でも、彼にとって3億円とは不満なのですね。
 ところでこの裁判で思い出されるのが、中村修二氏の青色発光ダイオード訴訟です。日亜化学から中村氏に200億円の支払いが命じられ、その後東京高裁で8億円で和解しました。
 しかし中村修二氏の裁判と斎藤憲彦氏の裁判は争点が全く異なります。
 中村裁判では、発明が誰のものか、会社のものか? 中村氏のものか? 職務発明か?が争われ、職務発明となった上で、発明の対価が争われました。
 侵害かどうかという話ではありません。したがって、当然金額の算定方法も異なります。
 共通しているのは、個人が会社を訴えたという点だけです。
 賠償額はどうであれ(といっても3億円自体が通常は手にすることのできないお金)、個人が会社を訴えるという点で注目が今後も集まるでしょう。