氷河期に生きたリス発見の不思議です。
カナダの金鉱でグレープフルーツ大の茶色い毛玉が発見されました。
実はこれ、リスのミイラだったのです。
3万年前のものだそうで、冬眠中の丸まった状態なので、外観上はリスとはわからず、X線スキャンの結果、リスと判明したそうです。
手や爪、尻尾、耳もあるそうで、なんと表現したらよいか言葉が見つかりません。
CBC Radio-Canadaのニュース記事から英語のお勉強です。
“Yukon paleontologists have this week unveiled another unusual find from the goldfields near Dawson City — a mummified Arctic ground squirrel from the Ice Age, estimated to be about 30,000 years old, and curled up in a ball as though it died while hibernating. (Government of Yukon)”
訳:ユーコン準州の古生物学者らは今週、Dawson市近郊の金鉱地帯から発見された、また珍しい出土品を公開した。約3万年前のものと推定される氷河期のホッキョクジリスのミイラであり、冬眠中に息絶えたかのように、ボール状に丸まった状態で発見された。
注)
Yukon カナダ・ユーコン準州
paleontologist 古生物学者
unveil 明らかにする、公開する (ベールの反対なので、明らかにする)
unusual 珍しい(usual(普通の)の反対)
goldfield 金鉱地帯
find ここでは「発見物」という名詞
mummified ミイラ化された
Arctic ground squirrel ホッキョクジリス(主に北極地方に生息)
estimated to be ~ ~であると推定される
curled up 丸くなった
as though〜 ~であるかのように
hibernate 冬眠する
ホッキョクジリスは9カ月も冬眠するそうです。
そして冬眠中、体温を氷点下まで下げることができます。
そのようなリスの性質が却って、このリスを深い眠りから覚めさせることなく、そのまま氷河期に封じ込めてしまったのでしょうか。
まだ幼いリスだったのでしょうか。
極寒の冬を乗り越えようと、一生懸命に丸まっていた姿を思うと、ペット飼い主としては胸が締め付けられます。
3万年もの間、黄金の地で眠り続けていた小さなリス。X線がその「正体」を暴いた瞬間、研究者たちはどんなに驚いたことでしょう。