1 わざとじゃないんです
(1) 誰のですか
仕事から帰り、バッグの中のものを出していると、
小さな何かが2つ、出てきた。
なんだこれ?
私のものではない。
とてもとても小さな付箋だ。
ある日のこと。
この日は、なんと、
1本しか持ってないはずのボールペンが、
1日の終わりに3倍に増えていたのだ。
しかも、真ん中のボールペンには、
「戸籍係」と書かれたシールが貼られている。
この日、市役所の戸籍係に何かを質問に行ったのか、提出に行ったのか覚えてないが、
市役所のボールペンをお借りして、何かを書いてそのまま持ち帰ってしまったようだ。
これを周囲の法律に詳しい人に話すと、
たいてい、私は大犯罪者にされてしまう。
>大泥棒・・
ちなみに、市役所のボールペン大泥棒事件については、
翌日、丁重な謝罪文を添えて返却した。
恥晒しもいいとこだ。
(3)取り込むだけではない
これではまるで、私が人のものを取り込んでいるだけのように思われそうだが、そうではない。
私も取り込まれている。
というのは不正確だ。自主的に取り込まれにいっている。
たいていの弁護士は、紙のファイルに記録(書面など)を挟んでいる。
(↑これのもっとしっかりしたバージョン)
私は、記録を見て仕事をした後、
いつもファイルに色んなものを挟んだまま、棚に戻してしまう。
使ってたペンをそのまま挟んでしまうことが多いのだが、
過去、
iPhoneをファイルに挟んだまま棚にもどしていた、という実績がある。
重さで気づくだろ、と思いそうだが気づくはずがない。
>なぜ偉そうなんだ
いつも、事務員さんが発見して持ってきてくれる。
もっとも、相方Yさんたちは、
私のファイルへの挟み込みに慣れきっているので、
「また挟み込んでますよ」と、慣れた表情で持ってきてくれる。
Yさんたちを、挟み込みで驚かせようと思ったら、
スーツのジャケットくらい挟み込まないといけないだろう。
>はみ出しまくり
2 事件が終わった
今日、1年半くらいやってた事件が終わった。
最初は、小さなお金の話だったのに、
途中どんどん信じられないことが出てきて、
ドラマが2、3個できるくらいのことになってた。
でも、相方Yさんの協力のもと、めっちゃくちゃ頑張った甲斐あって、お客さんの家族のことも含めて、最良の形で終えることができたと思う。
お客さんも、お客さんの家族も、何回も泣きながらお礼言ってくれた。命を救ってもらったと言ってくれた。
途中あまりにも色々起こりすぎて、もう無理すぎる!!とお風呂で何回か泣いてただけに、
無事終わって、本当によかった。Yさん感謝しきれない!本当にありがとう!
またこういう件があればやりたい、と言ってくれたけど、さすがになかなかないでしょう。笑
いつも、自由気ままに飛び出していく私についてきてくれて、本当にありがとう(T_T)
弁護士はドラマみたいに現場に行かない、という人もいるかもしれないけど、
わたしたちはあんなもんではないよね*\(^o^)/*笑
この件、Yさん連れて何回も夜にお客さんちに行ったし、
スーツのまま、信じられないくらいの量の片付けして、
帰りにローソンでからあげクン買って、事務所戻って、「人生で食べたものの中で1番美味しい」と笑ったのが懐かしい。
別件ではお客さんの引っ越し手伝って(もちろんスーツのまま)、
お客さんとYさんと一緒に、スーパーのお惣菜買ってお客さんちで3人で一緒に食べた*\(^o^)/*
「いつか今日のことを、あの時楽しかったなって思い出すよね」
お客さんとYさんと一緒に笑ってお惣菜食べながら、何回も言った。
いつも、今が過去に変わっていく切なさと日々の儚さを感じながら過ごしている。
今、一緒にいてくれる人たちには、毎日たくさんの感謝をしているよ。
すぐに動き出してしまう私が(1人で飛び出さないあたり、成長したでしょう。)、こうやってたくさん人に感謝してもらって、泣きながらも事件処理できて、それは間違いなく相方たちのおかげよ。
ありがとう。
今日の事件が終わって、感傷に浸る間も無く、Yさんに
「〜さんち行くー!文字見ててもわからんー!」
と言って「はいはい笑」と言われてた。笑
・・・と、これじゃあまるで、
私がめちゃくちゃ順調に仕事できてるように思うのだけど、
全く全然そんなことはなくて、
今日の終わりには、
美少女Fさんに、
「ファイルがひらけない、パスワードを入力してるのに違うって出る( ; □ ; )!!( ; □ ; )!!」
と、信じられないくらい低レベルのことで助けてもらってた。
なんとも申し訳ない。
今日もとっても楽しかった*\(^o^)/*
明日も一緒にたくさん笑いましょう*\(^o^)/*