調子に乗って、
昔の日記(友達に直接送りつけていたもの)を、
ちょっと変えて(名前とか隠すだけ)のせます*\(^o^)/*
これは、私が1日4本歯を抜いた話です。
>題材からしてどうかしてる
1.歯医者に到着するまで
ついにこの日がやってきた。
・・・そう歯をまとめて4本抜く日が。
>矯正治療のため
普通は2本ずつに分けたりもするらしいけど、
2回に分けるより、1回で済ませた方が楽だろ、
と思った。
だから、何度確認されても、
4本一気でお願いします、と言った。
>ノリが軽い
でも、前日までは不安で仕方なかった。
・・・なんで私、
1日に4本も歯を抜くなんて言ってしまったんだろう。
なんて浅はかなんだろう、私。
歯なんて抜かなくたって、
矯正なんてしなくたって、
十分幸せに生きていけるのに、
何で勢いで決めちゃったんだろう・・・。
頭の中をぐるぐるとこういった感情だけが回っていた。
☆☆☆
抜歯当日。
なぜか急激に開き直っていた。
「4本抜く?
余裕余裕!!!!
いけるいける!!!!
4本なんて、抜いたか抜いてないかわかんないわかんない!!!!!!
なんだったらもう、
上の歯全部一気にいっちゃって!!!!!」
の精神にまで達していた。
>頭いかれてるだろ
☆☆☆
予約時間の朝10時。
きちんと歯医者に到着し、
名前を呼ばれた。
「ここに靴をいれてくださいねー」
と衛生士さんが言ったそこの靴箱には、
『コンサルルーム』
の文字。
・・・なるほど。
歯を抜くということは、
治療でもなんでもない、
コンサルティングなのか、と。
歯を抜くことによって、何らかの解決策が示され、
それが私の発展に繋がっていくのか、と。
抜歯・・・
・・・いや、コンサルティング・・・
なんて奥深い・・・・。
と、やけに達観しつつ、
コンサルルームの名前のところに靴を入れた私に、
衛生士さんが言った。
「あ、そこじゃなくて、こっちでーす」
だ・・だよねーーーーーー!!!!!!!!!!
分かってた!!!
完全に分かってた!!!!
いったん入れてみただけだから!!!!!!
>間違えただけだろ
2.麻酔が終わるまで
1番奥の部屋に通されて、
足先まで丁寧にひざ掛けをかけた。
おなかに貼ってるほっかいろをぎゅっとおさえた。
暖房がかかっている院内の診察台の上。
目の前には自分のレントゲン写真。
私は、
2016年の終わり、
そして、冬のにおいを感じた。
>色々とおかしい
(以下「歯医者さん=歯」、「衛生士のお姉さん=衛」、「私」)
衛「ぴぽたぬきさん、おはようございまーす。
今日は抜歯、、4本ですね。
まずは麻酔テープを貼りますねー」
歯「ぴぽたぬきさん、今日はよろしくお願いします!
最後に確認しときますよ、
ほんとに4本でいいんですか?笑」
・・・なぜだ。なぜ笑ってるんだ。
不安になるじゃないか。
私「お願いします、よ・・・4本で・・・!!!
よ・・・4本一気で・・・!!!!爆笑」
>全然不安になってなかったーーーー!!!
歯「まずは麻酔!
どんどん麻酔うっていきますねー!
大丈夫、これ以上うったらだめ、
っていう限界値の3分の1ぐらいしか使わないので!」
・・・麻酔の限界の3分の1って、
大丈夫なのか?
もし、これ以上血液抜いたら死ぬよーっていう限界値の3分の1しか抜かないからねー、
だったらやばいけど、
麻酔なら大丈夫なのか・・・?
もし、これ以上お金使ったら自己破産だよーっていう限界値の3分の1しか借金しないからねー、
だったらやばいけど、
麻酔なら大丈夫なのか・・・?
もし、これ以上体重増えたら体全部破裂するよーっていう限界値の3分の1しか太らないからねー、
だったらやばいけど、
麻酔なら大丈夫なのか・・・?
大丈夫じゃないんじゃないか・・・?!!!!!!!
>信じろよ
☆☆☆
歯「昨日、犯罪24時みたいなテレビやってたけどみましたー?」
私「みてないです」
歯「僕の同級生が出ててたんですよねー」
私・衛「「どっち側で?!!!!」」
>綺麗にかぶった
歯「犯罪者側で出てたら言わないでしょ!!
僕の同級生、昨日の犯罪24時に犯罪者として出てましたって言わないでしょう!!」
え「あーあいつ、久しぶりに顔見るけど、
犯罪やってんだなー!
犯罪できるぐらい元気にしてたんだなー!!よかったー!ってね。」
このとき、ちょうどうがいをしていた私は、
水を綺麗に噴き出した。
顔が水浸しになった。
こんな序盤で化粧がとれることは想定していなかった。
>抜歯関係ない
☆☆☆
このあとも、
何本も何本も麻酔の注射をされていた。
けど、ここの歯医者さんは、無痛麻酔だから、
全然痛くなかった。
「大丈夫ですかー?
痛くないですかー?」
何度も確認してくれる。
でも、ほっぺたをひっぱられてるため、
返事が全部
「へい」
になる。
歯「大丈夫ー?」
私「へい」
歯「痛くないー?」
私「へい」
随分と小気味よい感じで、
麻酔がすすんでいった。→②に続く