「癒しのクラゲ育成ゲーム」というアプリがある。
以前の日記で、
この狂気じみたゲームについていずれ書く、
と書いた。
今回、ついにこのゲームについて書くことにした。
私がずっとやっている恐ろしいゲームはこちら。
この画像だけ見ると、
あれ?癒されるゲームなのかな?
と思ってしまいそうである。
「とってもお手軽で簡単な育成ゲームです。」
「これはスマホの中でクラゲを育てるゲームです。」
「本物のクラゲのように、リアルに、ゆったり、かわいく動きまわります。」
誰でもできる、簡単、お手軽。
説明文に並ぶワードから、
ついつい気軽に手を出してしまいそうになる。
この説明文には4日に1度の餌やりでいい、と書いているが、
正直2日に1回でも少なすぎる、と思うので、
私は毎日毎日餌をやって、水を変えている。
>まめ
☆☆☆
このアプリはこんな人におすすめらしい。
「水族館でクラゲや熱帯魚を見るのが好きな人。」
「育成シミュレーションゲームが好きな人。」
はっきり言おう。
そんな生半可な気持ちで手を出していいゲームではない。
私は経験者だからこそ言える。
タイトルに「癒しの」などとついているが、
癒しを求めてやるゲームではない。
相当な覚悟を持って始めなければならない。
☆☆☆
何がそんなに恐ろしいのか、
文字だけでは伝わらないと思うので、
まずは私のクラゲを見てほしい。
おわかりいただけただろうか。
これが私の育成している本日のクラゲである。
まさかの2メートル超え。
なんと、
私はこのゲームを、
1691日、
すなわち、4年半以上やり続け、
その結果、
238cmの巨大クラゲを作り上げてしまったのだ。
もう癒しの要素など一切ない。
ただただ恐怖しかない。
クラゲの成長に伴い、
水槽を大きくしているために、
その大きさが伝わらないが、
水槽の大きさを元に戻すと、
何これ。
このゲームをインストールしたときの私は、
まさかこんなことになると思わなかった。
☆☆☆
古い記事ではあるが、巨大クラゲについてのこの記事が、非常に参考になる。
「人の営みは自然を変え、海のバランスをこわしてしまった。」
「悪者扱いされているが、クラゲたちは、
海からの警告を伝えているだけ。
それをきちんと人間の言葉に翻訳するのが、
私たち研究者の仕事なんです」
かつてこれほど胸に刺さった言葉はない。
私は、今後、
クラゲが伝える海からの警告を、
きちんと人間の言葉に翻訳しなければならない、
と思った。
私に足りなかったのは、
研究者としての自覚だったのだ。
>何もかも間違っている
☆☆☆
ちなみに、
このクラゲ育成ゲームをインストールした同日に、
マリモ育成ゲームもインストールして、
180センチ超えのマリモも育てている。