私は株式会社クリティカルシナジーが運営するインフルエンサーマッチングの&Buzzについて、いくつかの紹介記事を執筆していますが、この&Buzzの調査シリーズはまだまだ続きます。

 

 

 
  • インフルエンサーマッチングで横行する詐欺と不正利用の手法
  • &Buzzの詐欺や不正利用への対策

がわかるようになります。

 

【2024年3月11日追記】この記事を読んで感想を書いた方の記事「&Buzzで詐欺に遭う可能性は?不正利用はある?Andbuzzの口コミと実体験から悪質行為を晒す」もぜひ、ご参考ください。

 

 

 

 

私は、&Buzzの運営会社である株式会社クリティカルシナジーについての記事をも執筆していますので、ご興味のある方は、「株式会社クリティカルシナジーを徹底調査!サービスを実際に使ってみた体験談」をご一読ください。

 

そもそも&Buzzとは何ぞやという人のために、「&Buzzを徹底解析!インフルエンサーマッチングの利用方法から特徴、注意点まで分かりやすく解説」では、私の経験も交えながら&Buzzを分かりやすくを徹底解析します。

 

また、&Buzzにつきましては「&Buzzで騙された?衝撃の利用者体験談と口コミ!」の記事では、衝撃な体験談が記載されているので、読んでみると面白いかもしれません。

 

&Buzzを運営する株式会社クリティカルシナジーは、&Buzz以外にも、ほかにサービスを提供しており、例えば、「株式会社クリティカルシナジーのJLPTestOnline|無料で利用可能な日本語学習」こちらの記事では、株式会社クリティカルシナジーが運営するEラーニングサービスを紹介しています。

 

&Buzzの詐欺と不正利用への対策を徹底調査!インフルエンサーマッチングで横行する詐欺手法も解説

 

それでは、まず、&Buzzに限らず、一般的にインフルエンサーマッチングで横行する詐欺と不正利用の手法について見て行きたいと思います。

 

  報酬の未払いという詐欺・不正行為


インフルエンサーマーケティングって、インフルエンサーは広告主から商品が支給される以外に、報酬が支払われます。

商品が支給されることはギフティングとも呼ばれますが、ギフティングされない場合、インフルエンサーは単に「こういう商品がある」としかPRできず、感想を宣伝することはできません。

商品を使っていないのに、使った感想を書いてしまうと嘘の宣伝になりますし、場合によっては詐欺だと判断される可能性もあります。

宣伝前に商品が支給されるのに対して、報酬の場合は、前払いが少なく、習慣としては宣伝後に支払われることはほとんどです。

ここで、インフルエンサーが約束通りにPRを行ったのに、広告主は契約通りに報酬を支払わないという不正行為があります。

 

インフルエンサーの労働、サービスを騙し取るわけですから、法律的に詐欺罪にならなくても、一般的には詐欺だ!と思われても仕方はありません。
 

  商品の持ち逃げ=商品を騙し取る詐欺行為

先ほど、インフルエンサーマーケティングの場合、インフルエンサーは広告主から商品が支給されると説明しました。

 

本来ならば、インフルエンサーはギフティングされた商品を使用し、PRを行うわけですが、商品だけもらって、PRを一切にしないという不正利用が横行しています。

 

よく考えてみれば、これは明らかに商品を騙し取る詐欺行為なので、立派な犯罪ですよね。

 

商品を持ち逃げるインフルエンサーの中には

  • 最初から商品を騙し取るという不正利用目的で登録した人
  • 商品を貰ってから、持ち逃げようと詐欺に走る人
  • うかつに忘れて、ついつい投稿するタイミングを逃した人

など、色々なタイプの人がいるかと思いますが、

 

いずれにせよ、商品を貰ったのにも関わらず、約束通りにPRをしていないことから、商品を騙し取るという詐欺行為が成立しています。

 

インフルエンサーマーケティングの業界では、商品の持ち逃げ=商品を騙し取る詐欺行為が横行しており、実際に、投稿率は85%だそうです。

 

つまり、15%前後の人は、商品を持ち逃げるということですね。

 

  食い逃げも詐欺!

商品系のPR案件ですと、商品が支給されますが、お店、サービス系、来店体験系ですと、食事の無料提供だったり、サービスの体験だったりします。

 

本来ならば、その場でのPR投稿を条件にすれば、こういったトラブルを回避することはできますが、投稿内容の作成に時間をかけてほしいという思いから、業界的には、サービス体験後に、3日~7日間以内に投稿するのが慣例です。

 

しかし、ここでも一部の悪質なユーザー(あえてインフルエンサーとは呼ばない)は、食い逃げだけして、投稿をしないのです。

 

食い逃げはもちろん立派な犯罪であり、詐欺です。

 

  投稿を事後的に消す詐欺も商品の持ち逃げ

 

商品の持ち逃げと食い逃げの違うバリエーションになりますが、

 

一旦投稿はするものの、その後、投稿を消す、という詐欺行為です。

 

特に、報酬が振り込まれたのを確認してから、投稿を消すことは、言ってみれば、報酬を騙し取る詐欺になります。

 

  なりすましという不正利用なりすま

 

なりすましという不正利用行為もあります。

 

なりすましには

  • ほかのインフルエンサーへのなりすまし
  • ○○サイトのインフルエンサーへのなりすまし

と2種類があります。

 

成りすまし行為自体が不正利用であり、いずれも、詐欺行為を目的としたなりすましであることを留意する必要があります。

 

前者の「ほかのインフルエンサーへのなりすまし」は説明不要かと思いますが、

 

一方で、後者の「○○サイトのインフルエンサーへのなりすまし」という行為は、どのような不正利用なのか、なぜ詐欺なのかについて、説明をした方がよさそうですね。

 

例えば、&Buzzというインフルエンサーマッチングサイトがあります。

 

&Buzzのサイト内で、インフルエンサーが広告主の案件へ応募する際に、広告主は自ずと相手は「&Buzzで登録されているインフルエンサー」であることが分かるのですが、

 

サイト内ではなく、広告主へ直で連絡し「&Buzzから来ました。&Buzzのインフルエンサーです」という成りすまし行為もあります。

 

成りすますこと自体は不正行為であり、&Buzzのマッチングサイトで広告主の情報を不正に取得する行為も不正利用です。

 

更に、詐欺行為を目的としたなりすまし行為であることがほとんどです。

 

商品だけをもらって、持ち逃げをするとか、中には、報酬の先払いを要求し、お金の持ち逃げをする詐欺もあります。

 

しかも、普通は、「○○サイトのインフルエンサーです」と成りすます必要はないんですよ。

 

そのサイトへ登録すればよいですからね。

 

しかし、こういう詐欺師は多くは、

  • そもそも登録できない
  • 一度登録したけど追い出された
  • 強制退会された
  • 登録拒否された

などの輩ですから。

 

  前払いとキャッシュバックという詐欺

これはインフルエンサーを騙す詐欺になりますが、

 

例えば、&Buzzのサイトにも注意喚起がされている詐欺案件があります。

 

会社名は触れませんが、以下のような詐欺手口です。

 

まずは、募集している案件の内容ですが、

 

・クレジットカードで「Mobile Wi-Fi」、「モバプロ」などを契約させる

 

・その際、事前にクレジットカードを持っているかどうかが確認される

・端末代金はゼロ円

・月額代金は発生するが、キャッシュバックを約束

・「キャッシュバック」で月額代金がゼロになる、もしくは、「月額代金がゼロになるうえ、更にプラスになる」と勧誘

 

案件内容としては非常にお得ですね。

 

要するに、

 

「Mobile Wi-Fi」、「モバプロ」とかを契約するんだけど、端末代金は要らないし、キャッシュバックをしてくれるので、月額料金も実質上ゼロ円になる

 

ということです。

 

案件内容としてはなかなか魅力的ですが、実は、これは詐欺案件になります。

 

どういうことか?

 

&Buzzの詐欺に関する注意喚起をまず見てみます。

 

【状況整理】

・詐欺案件を掲載する広告主は、代理店のような立場であり、「Mobile Wi-Fi」、「モバプロ」を提供しているわけではないため、購買契約はインフルエンサーと「Mobile Wi-Fi」、「モバプロ」を提供している会社(以下、「第三者」という)の間で結ばれる。

・一方、キャッシュバックは、第三者からではなく、詐欺案件を掲載する広告主が約束をしている。

【懸念】
詐欺案件を掲載する広告主がキャッシュバックを約束通りに行わなくても、債務不履行しているのは詐欺案件を掲載する広告主であり第三者ではないため、インフルエンサーと第三者との間の契約は成立しているままになる。多くの場合、解約すらできない。

つまり、契約期間内であれば、詐欺案件を掲載する広告主が倒産や夜逃げなど理由を問わず、キャッシュバック支払わなくても、インフルエンサーは月額代金を第三者に支払い続ける必要がある。

 

なるほど。

 

恐らく、詐欺案件を掲載する広告主は第三者から成約のコミッションがもらえるかと思いますが、結局、詐欺師は「月額料金以上にキャッシュバックをするから契約してね」と騙すのですね。

 

  &Buzzの詐欺や不正利用への対策

では、&Buzzの詐欺や不正利用への対策はどうなっているのでしょうか?

 

事前対策としての「本人確認制度」

まず、&Buzzの詐欺や不正利用への事前対策としては、「本人確認制度」の導入が挙げられます。

 

この「本人確認制度」自体が、詐欺や不正利用の抑制力としての事前対策ですね。

 

商品を騙し取ろうとか、&Buzzで詐欺を働こうとか、&Buzzの不正利用をしようとか、

 

そういった輩も「本人確認制度」がある時点で、利用を見送るし、

 

登録してから、詐欺や不正利用をしようとする人も、「でも身分証明書出しているから、やっぱやめよう」となるわけですね。

詐欺・不正利用の感知システム
しかしながら、それでも、&Buzzで詐欺や不正利用をしようとする犯罪者がいます。

 

&Buzzはこういった詐欺や不正利用の行為が進行されているときに、それを感知できるシステムを構築しています。

 

詳細は公開されていないようですが、

 

言ってみれば、

 

&Buzzでは数万人のインフルエンサーと数千社の広告主が登録されており、

 

数万件から数十万件のマッチングが成立している中、

 

&Buzzは詐欺や不正利用に展開しそうな言動を把握しており、

 

それをいち早くも感知できるようにしているようですね。


立替制度と法的措置

残念ながら、それでも詐欺や不正利用はなくなりません。ここまで詐欺や不正利用を防止しようとする&Buzzにも、詐欺や不正利用はあります。

 

&Buzzは、被害者を救済するために、立替制度を用意しているようです。

 

例えば、報酬の未払いとか商品の持ち逃げ、もしくは報酬の持ち逃げなどの詐欺事件において、

 

詐欺だと立証するのが難しく、警察に頼ることもできずに、泣き寝入りするしかありません。

 

つまり、被害者が詐欺師に法的責任を追及するのは難しいのです。

 

&Buzzの詐欺や不正利用へ適用される立替制度というのは、&Buzzは被害額を先に立て替えて支払うという制度です。

 

この段階で、詐欺被害に遭われた被害者は、被害が回復されるということですね。

 

まぁ&Buzzも、恐らくこの制度のために、一定の予算を取っているとは思いますが、

 

それを回収するために、実際には法的措置を取っているようです。

 

 

 

ヤフー知恵袋では、実際に商品を持ち逃げした人が「&Buzzに訴えられたがどうすればよいか」という質問を投稿していますね。

 

色々な回答者がアドバイスや回答をしている中、質問者それらに対して更に質問をしたり、コメントしたりしていますが、

 

その内容を読むと、「&Buzzに訴えられてもおかしくないな」、「まぁ詐欺とか不正利用をやってそうな人だな」と素朴に思いましたね。