今、一番売れてる教育書に紹介された”選択理論心理学”の考え方

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マザーズコーチ認定マスター講座講師

モンテッソーリ教師

Mama Café認定ファシリテーター兼育成講師

大本一枝です。

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今いちばん売れている教育書！として話題になっているこちらの本。

モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くしたオックスフォード児童発達学博士が語る自分でできる子に育つほめ方叱り方

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1,485円

オックスフォーフォード大学で児童発達心理学の博士課程を修了され、モンテッソーリ教育やレッジョエミリア教育の専門家として、現在はカナダの大学で幼児教育を教えていらっしゃる島村華子先生の著書です。

ずっと気になっていて買おうかどうしようか迷っていたら、以前講座を受けてくださった方が先に読まれて、

「大本さん、この本選択理論心理学のことが載ってますよ！」

と教えてくださいました。

読んでみると、選択理論心理学の考え方を使って、良い親子関係を作る方法について約10Ｐに渡って解説されています。

”選択理論心理学とは、すべての行動やそこから生じる「幸福」とは、自らの選択によるものであり、自分自身の思考や行動次第で良好な人間関係が気づけると考えるものです。

この理論は子どもとの関係にもあてはまります。”

と紹介されて、選択理論の「人間関係をよくする7つの習慣」と「人間関係をこわす7つの習慣」を

●子どもとぶつかる7つの習慣

●子どもとつながる7つの習慣

として具体的な会話例を入れて解説してくださっています。それぞれの7つの習慣は以下の通りです。

●子どもとぶつかる7つの習慣●

①批判する criticizing

②責める　 blaming

③文句を言う　complaining

④脅す　　　　threatening

⑤罰する　　　punishing

⑥目先の褒美で行動をコントロールする　bribing

⑦がみがみ小言を言う　nagging

●子どもとつながる7つの習慣●

①応援する supporting

②励ます　 encouraging

③傾聴する　 listening

④信頼する　　trusting

⑤尊重する　　respesting

⑥違いを話し合う　negotiating differences

⑦受け入れる　accepting

「ぶつかる習慣」がくせになっている場合、習慣を変えるのは中々容易なことではないとこの章にの最後に書かれているのですが、つながる習慣に変えていくために日々意識しておくことについても、選択理論の考え方を踏まえて、著者インタビューで答えていらっしゃるので、こちらもご紹介します。（インタビュー記事の前半の方にあります）

★著者インタビュー：「自分でできる子に育つほめ方叱り方」＜前半＞

★著者インタビュー：「自分でできる子に育つほめ方叱り方」＜後半＞

やはり見えないことは変えられないので、大人自身が自分の気持ちや言動に意識と責任を持つことから始める必要がありますよね。

7つのつながる習慣は一晩では身に付きません。

例えば自分がやりがちなぶつかる習慣にまず気づくこと、そしてそのうえで、つながる習慣の一つでも良いから実践するよう毎日コミットしてみるのも良いかもしれません。

ぶつかる習慣はトラブルや問題の原因を結局外的要因に求めてしまっているため、自分には責任がないと思い、行動の変化につながりません。ぶつかる習慣で人と関わると、後味も悪いものです。

自分がどんな人になりたいということも考えてみるのも助けになります。

常に不満を言って、相手を責めて脅して、責任転嫁をするような人になりたいと思う人はいないはずです。

「他人は変えられない、変えることができるのは自分だけ」ということを心に留めて、自分の感情や態度に責任を持つことが大事です。

全部でなくてもよいから、つながる習慣を日々の人との関わりにおいて意識しながら、悪い習慣の上書きをしたいですね。

著者インタビューは著書の大事な部分をコンパクトにまとめて解説してあるので、ぜひ読んでみてくださいね

著書は、具体的な声かけの方法満載でしかも読みやすいので、超絶おすすめです