チュン君は物の名前を覚えない。
私も人や物の名前などを覚えるのは苦手だが、
チュン君は私の何倍も上をいく。
チュン君との会話は本題に入るまでに大変な労力だ。
「チュン君あれが食べたい。
ほら、あれ、色のついた水みたいなのがあるやん?」
色のついた水…?
「ジュースのこと?」
「もー違う〜。
なんか、虫を潰したみたいな色の水のやつ」
む…虫を?
虫をって…
いや…ここは冷静に…
「えっと…緑色的な?メロンソーダとか?」
「そう、その緑色の奴に
蛆虫みたいなのがいっぱい浮かんでる奴」
う…蛆虫!?
さらに蛆虫が浮かんだ緑の液体!?
もう、だめだ、
私の頭の中にはとんでもない代物が…
「そ、それは、なにかい?
テレビか何かで観たのかい?
アフリカの奥地のグルメ的な?」
(アフリカの奥地人よ、すまない)
「違う〜船で食べたと〜
それをご飯にかけて食べると〜」
蛆虫の浮かんだ液体をご飯に…
「え?蛆虫的な奴もご飯に乗せるのかね?」
「違う〜、緑の水に
蛆虫と腐ったご飯みたいなのが入ってると〜」
腐った飯?
くさったご飯の浮いた液体を
ご飯に???
完全にフリーズ状態な私
だめだ、だめだ、
冷静になれ私。いつもの事だ。
当てはまる まともな食材を探すのだ!
「えっと何かのお茶漬け的な?」
「あ!そうそうお茶漬け!それそれ!
でも、うちのお茶みたいな奴じゃないと〜
蛆虫と…」←繰り返される恐怖
ああ…
玄米茶か…
チュン君よ…
なぜ、「蛆虫」という名称はしっかりと頭に入っていて
「お茶」という言葉が出てこないのだ
生活の中で使う頻度は、明らかにお茶が上だろうよ…
せめて、「緑」という名詞だけでも出てきてくれ…
こんな会話を外で繰り広げた日にゃ
私らの周り半径1.5メートルくらいの人々が
青ざめた顔で聞き耳を立てる事になる。
皆んなの心の叫び声が聞こえるようだ…
チュン君との会話は、
刺激に満ちている。
大変だけど、やめられない。
なんだかんだ言いつつ
私はユニークキッズの虜なのだ。
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