たっくんは昔、
気持ちや考えを言葉にするのが難しかった。
「どうしたのか?」
「なぜそうしたのか?」
「どうしてそう思うのか?」
など、大枠な質問には基本返事がこない。
例えをあげてみても
選択肢を与えてみても
「分からないなら分からないって言って」
と、終わらせる言葉を与えてみても
図や絵を描いてみても
基本、返事は返ってこなかった。
試行錯誤して
1時間待ってみても![]()
お昼寝しながら![]()
気長に2時間待ってみても
返事は返ってこないのだ。
そうやって、
私は、たっくんの子育てに「?」がいっぱい増えていたのだ![]()
こうやって書くと
なんだか、考える事ができない、
ぼんやりした子みたいに聞こえるけれど、
実は、そうではない。
答えられないのは、質問が漠然としすぎているからと
よく言われるけれど、
実はそれも ちょっと違う。
たっくんは、感覚を最優先して選択しているため
それを言葉にしようとすると
「ただ、そうだからそうした」
としか言えない。
あえて、それを言葉にして
「今じゃないと思った」
などと言おうものなら
「じゃあ、いつなら良いと思った訳?」
などの質問が返ってきて、
しまいには、
「そんな事言ってたから、
結局タイムリミットになったじゃないの」
などの説教がはじまるのは目み見えているのだ。
なので、たっくんの頭の中では
様々なシュミレーションを繰り広げてみるが
私を論破できるほどの説明を思いつかず
たっくん脳内シュミレーションで数時間が過ぎていき
私が、諦めて終了の運びとなる…![]()
しかも、その間、ただ無表情
のたっくんなのだ。
その表情とひたすら無言のたっくんに
若き日のmiwaママにとっては
「え?なんなの?なんで、怒ってるわけ?」
と、なってしまう事のしばしば。
ただ、誰にでも質問するように気軽に
「なんで〜?」
と聞いただけのつもりが
イラっとくる結果になる事も多く、
今 覚えば無駄にストレスを生み出していたと思うと同時に
たっくんに 申し訳ない事をしたと心を痛めている![]()
まあ、そんな日々もあったからこそ、
たっくんについて探求することになり、
今があるのだ!と、開き直ってもいるが。
そうして、質問の日から1年が経過した頃…
「あのね、ママ、あの時はね、
あの2人の幸せな時間をたっくんが割って入って
崩すことなんて絶対にできないと思ったんだよ。![]()
久しぶりに会えたあの時にしか味わえない時間なんだよ。
だから、話しかけたり、質問するなんて僕にはできなかったんだ。
タイミングを見計らってはいたけどね。ごめんね。
」
など、唐突に返事が返ってくる。
どんだけ時間をかけて考えてたのだ…
しかも、さっぱり何のことやら覚えてないmiwaママは
「ふーん…」
で終わってしまうのであった。
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