ユニークな子供達を育てていく上で
枠を取っ払った考え方、ものの見方がとても重要になる。
それは、お勉強の部分でも言える事だ。
しかし、これは日本人には難しい事だ。
特に学習となると、どうしても枠から飛び出す事が難しく、
枠のギリギリ的な学習方法までは行けても、その枠をぶっ壊して転がってみる所までは行けてない場合が多い。
枠を取り払うという事は、決してぶっ飛んだ事をすればいいという事ではない。
枠があると、そもそもの部分が見えてこないのだ。
実際に目に見える、
身体バランスだとか、感覚を使う事で能力を伸ばす…
などのトレーニング法などは、
日本でもますます認知が広まっているが、
「学び方」、「育て方」については、
目に見えない部分がとても重要になるのだ。
特に「学び方」については、
その子の中のその子自身も分かっていない
ミラクルワールドに入り込まなければ
「学び方の個性」は見えてこない。
そして、そのミラクルワールドに飛び込むためには
私たちに枠があっては難しい。
まあ、そうは言っても なかなか難しい事ですよね。
そこで、「学び方の個性」について
海外のスペシャルニーズ教育等からも学んだ事も含めて
回数を分けながらボチボチと可能な限りお伝えしていきたいなと思います。
前置き長くなりましたが
今回は、いわゆる「読み書き障害」などとも言われるディスレクシアや学習障害等の診断を受けた子達について話していきたいのですが…
これまた、
あくまでも「個性」という千差万別のものが絡みますので
一概には言えないので、書き方がとても難しいのですが…
まず、
「読めない、書けない」といういわゆる”障害”を抜き出しても
本当にいろいろなんです。
その要因は
見え方の問題(絞り込み、ビジュアルストレス、視機能、光過敏)、言語性の問題(言語処理など)、聞こえ方の問題(音韻意識等)感覚の問題(微細運動など)、記憶力などの能力の問題、心の問題など様々で、お子様によって様々な要因が重なり合っています。
よく、ネットや本などで見かける
「ディスレクシアの子達はこんな風に見えています。」
として、渦巻く文字や二重に見える文字、塗りつぶされている文字などが紹介されています。
なので、読めない子はみんなこう見えていると誤解されている事も多いです。
しかし、このような見え方は「読み書きの障害」という広い意味では当てはまりますが、
ディスレクシアの症状なのか?となると、海外ではちょっと違う認識の場合もあります。
(このあたりの定義が曖昧なところがあるので難しいですが)
上記のような渦巻く文字などの症状は、どちらかというとビジュアルストレスや視機能の要因を大きく持つ方の見え方になります。ビ
ビジュアルストレス(アーレンシンドロームなど)の要因が特に大きい場合は、カラーの使用でかなりの改善が見られたりします。(ビジュアルストレスにつてはCROSSBOW JAPANのホームページに書かれてますので参考にしてください。)
私が活動する上で一番最初に取り掛かったのは
ビジュアルストレスの理解とカラーの推進です。
何もかも一緒くたになってしまっている現状から、
まずはビジュアルストレスで苦しむ人を救いたいと思ったのです。
読める子、読めない子に限らずビジュアルストレスは多少なりとも持っている場合もありますので
ビジュアルストレスとディスレクシアにくっきり分ける事はできませんが、
少なからず、上記のような見え方をする方は
ビジュアルストレスの要因が大きいディスレクシアと言っても良いかと思います。
じゃあ、
そうじゃない子はどうなっているの?と思われるかと思います。
それも、千差万別なので大枠な話しかできないのですが…
例えば、チュン君はカラーを使うと、
使わない時よりはスピードアップして読みます。
そう意味ではビジュアルストレスの要因も持っています。
でも、ビジュアルストレスが一番大きな割合を占めているわけではありません。
実際、私がこれらの事を学び始めた10年程前に
「チュン君ってこんな風に字が見えてるの〜?」
と、感動して聞いたら
「バカじゃね?そんな風に見えてるわけないやん。」
と鼻で笑われた…
彼はいわゆる言語性の要因が大きい生粋のディスレクシアと言っても良い(生粋ってなんやねん)
では、このような子供達の文字の認識の仕方はどうなっているのだろうか…??
この先は長くなってきたので、次回という事で…すみません
チュン君のミラクルワールドに入ってみたい
好奇心旺盛な方は
次回もお越しくださいませ
学べないのではありません。
学び方が違うのです。
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