しかし、本人的には、もうとっくに卒業している気分だったので、
「何で今さら卒業式なんて…

って感じ(笑)
高校受験までは、中学校の協力が必要だったので、
お昼から行ったり、放課後だけ行ったりと、
自由出勤状態だったけど、
受験が終わったその日から、
1日も出席していなかったチュン君。

毎日、じいちゃんと、
山小屋を作ると言って山に出掛けては、
コンクリートを練ったり
杭を打ち込んだり
何だかかんだと忙しそうにしていたり、
友達が学校から帰ると、
バスケだ、サイクリングだと、
毎日、慌ただしく暮らしていたチュン君。

もう、中学校の事など、頭の片隅にも無いようだった。

そんな中、
「卒業式の練習が始まったので来い」という
担任からの再三の連絡に負け、
卒業式の前日になってようやく顔を出し、
その日は夕方遅くまでクラスの友達と遊び回っていた。
その、拘りの無さに、
君は、楽しければ何でもいいのだね…

と呆れつつ
卒業式の手順は分かったのか心配してみると、
「は?あんなの楽勝やし。

と、何処から来るのよ、その自信…状態。
そんな状態で迎えた卒業式なので、
本人にとっては、何の感慨も無い…

友達と離ればなれになる事も
特になんとも思わないようだ。

彼にとって、大親友以外の友達は
「楽しい奴ら」という大枠のくくりであり、
そんでもって、「楽しい奴ら」はどこに行ってもたくさん居るので
特に拘る必要もないって感じだ。

そして、その大親友は転校前の学校の子なので、
すでにバラバラの学校で生活しており、
これからもそこに変わりない。
その上、死ぬ訳でもないのに別れを惜しむなど、
彼にとっては理解しがたい行動なのだ。

チュン君にとっての卒業式は、
ただの「お付き合い」のようなものらしい…

まあ、そんなこんなで、
滞り無く、授与式も終わり、
クラスでのホームルームでは、号泣する友人達をニヤニヤと見物。

全員が それぞれ別れの挨拶をする事になり、
「皆の事は一生忘れません!」
「このクラスの一員になれて良かった!」など、
別れを惜しむセリフに混じり、
「あざーす

の一言でしんみりの雰囲気をぶち壊すチュン君。

皆が必死になって記念写真を撮る中、
「もういいやろ~


そんなチュン君が
はたして高校生活をどう生きていくのか大変見ものだ。

まあ、ひとまず 最後の義務を果たした気分の
チュン君とmiwaママでした。

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