受動型 | 失敗だらけの発達障害KIDS子育てブログ~

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UEP代表であり、PDD(広汎性発達障害)の長男とLD(読字・書字障害)の次男を育てるmiwaママの子育てブログです。うちの子って育て難い!って思っているママや子育てで自己嫌悪に陥ってる方、こんな奴も居るんだって元気になって頂ければ嬉しいです。

たっくんは 広汎性発達障害 受動型。


診断が出た後 むさぼる様に本を読みまくった。


だけどねーあせ殆どの場合、ピンと来なかった。?


小さい頃の特徴や過敏症についてなどは

おおーえ゛!あるある!きゃっって感じだったけど


でもそこ以外は あんまり…


だってね…;

書いてある事例が 殆ど 積極奇異型か、もしくは孤立型っぽい感じ


積極奇異型

積極的に人と関わるが 他人との距離感が分からない ・ 一方的。

             

孤立型

人との交流を求めない。愛着表現などを示さない。


と、言う事で 上記 二つの型の子は まあ 発見されやすいのだろう。


それに 行動や発言などが ある意味 目立つので 問題点が分かりやすく、

事例もたくさんあるのだろう。


でも 受動型は…人との関わりは 相手が中心の受身型。


だから指示は通ります。


そんで たっくん、人の顔色読めます。


お友達の言いなり的な所もありますが、仲良く遊びます。


かなり 空気も読めてると思います。


なので 色んな本に載っている、

積極的なエピソードや一方的なトラブルなどについては 

イマイチ ピンとこなかったのだ。?


ついこの間 発達障害について深くお勉強された方が


『お友達が 嫌がってるとか 

困ってるとかが分からないんですよね!?』


と、おっしゃられた。


『いえ…逆です…。あせ

それが分かりすぎて 考えすぎて 

忘れられなくて 軽く流せなくて 辛いんです。』


と お返事しました。


小さい頃は 別として 

たっくんが大きくなってからは

空気読めない子だと 特別感じた事はありませんでした。


それに表情もしっかり 読み取って


『おばあちゃんが 悲しそうだったから 一緒に行ってあげたぽけ~

とか


『A君が B君に イライラしてきてるのが分かったから 

ヤバイなーって思ったんだーお・ね・が・い


とか 話しもします。


他にも 


授業中に こんな事したら 恥ずかしい とか

お友達が 悲しんでるのにC君がふざけるから皆、嫌な顔してたとか

相手が困った顔をしたから 聞かなかったとか


そんな話しもよくします。


だからその辺で  と思った事はあまりありませんでした。



でも 言えるとしたら 

空気読めても 表現方法を間違っちゃう時があるとか

表情が読めても 感情を言葉に表す事ができないとか

自分の事(過敏症など)で いっぱいいっぱいの時は 読む余裕がなくなるとか…


そんな感じじゃないかなー?



それと 受動型の特徴として 読んで字のごとく 受身というのがあります。


たっくんも そう。


対 物事に関しては 積極的な所もたくさんありますが、

対 人に関しては 自分で積極的に動く と言う事が 殆どありません。


特に お友達関係では。


誘われたら遊びます。

帰れと言われたら帰ります。


なので ケンカした事などありません。


本に出てくるような自発的?なトラブルは 殆どなかったので

参考になる事も とても少なかった。


ただ 受身なゆえに 

やれと言われたらやってしまう。

そこに 善悪の判断がうまく交差してくれなかったり。

自発的なトラブルではないが

トラブルの一端をになう事にはなりやすい。


私が 知りたい事やもっと詳しく教えて欲しい事は そーゆう事だった。

もっと 受身ゆえのトラブルや対処法や事例や当事者の声。


自分の気持ちを言葉に出来ない たっくんの心が

知りたくて 知りたくて 知りたくて

この先 どうして行けばいいのか 教えて欲しかった。


それに、 思春期の子供に関する情報は もっと少ない。

しかも 受動型的 思春期の子供の例となると ますます少なく…

ない と言ってもいいくらい。


それで 範囲を広げて 外国の本は… 

そもそもの背景が違うので 具体例があっても ますますピンとこない事も多い。


と、いうことは…

うちの子 何か変?と思っても

たっくんみたいな子だったら 見落とされてしまうかも…


いや…そもそも なにか変?とも思って貰えない可能性もある。

おとなしくて 優しい子 としか見られてないのだから。


まだまだ 発見されていない お子様も多いのではなかろうか…


たっくんだって 不登校という2次障害が出たからこそ 診断のきかっけに至ったのだ。


そうじゃなかったら?


お友達にも恵まれ 良い方向にリードされて 特にトラブルもなく

お勉強もできていたら?


そして そのまま気付かずに 厳しい社会に出ていたら?


今までは 受身で済んだのに


今までは お友達がリードしてくれたのに


いきなり 自分で考えて対応しろって言われたら?


もっと 自発的に関わりなさいって言われたら?


自分の感情が説明できずに 理解されずに苦しんだら?


悪い方向にリードする 友人ができたら?


極端な想像かもしれないが

でも それは彼らにとって 混乱の世界ではないだろうか?


大人になって そうとは気付かずに 2次障害 3次障害に苦しんだ人の話はよく聞きます。


それなら これを教訓に 

未来ある子供たちを 早く救っていかなくてはならないのではないだろうか?


まだ まだ 知られてない事、情報の少なさ、対応方法の貧弱さ、

親の認識、教育者の教育…


いや…でも…

本当にいいのは 『障害』ではなく それが『特性』『個性』という認識に変わり

全ての人が 当たり前に 支え、助け合い 補い合う。

本当の 真の理想はそこにあるのだ。


だからこそ我が子に思う。


堂々と胸を張り 


自分が自分である事に誇りを持ち


自分が自分であると言う事が誇れる人生を送りなさい。


そして あなた自身が 輝く未来になりなさい。


それが あなた達がやるべき 第1歩になるのだから。