6日ほど前のことですが、夏休みの最後にボランティアでカンボジアに行ってきました!
自分が小学生の頃に、新聞で発展途上国の子どもたちについての記事と写真を見てから、ずっと国際協力に関心がありました。
紛争や内戦など様々な事情により、国は違えども同じ年齢くらいの子どもが学校にも行かず必死に働いていたりして、平和ってなんなんだろうって何度も思いました。
でも調べたり考えたりしてるだけじゃだめだと、
大学生になってこうやってやっと
現地に行ける機会に恵まれて、色々
後押ししてくれた方に感謝してます。!
てことで
1週間ほど、びゅーーーん!
と行ってきました。笑
そこで見てきたもの。感じたもの
の中でいくつか!
発展途上国は貧しい。だなんて先入観が、
少なからずあると思います。
でもそんな概念は本当に見方によるのだと
現地に来て何度も思いました。
大量消費社会に入った今の状況、本当に豊かか?
中身をよく見てみると、
物資の豊かさが本当の豊かさかと言われると
そうは言えないのではないかとも感じます。
カンボジアに着いた初日は、ホテルですら
クーラーもなく蒸し暑くて寝つきが悪くこれはやばいと思いましたが、
私のステイした田舎の村はさらに
電気も水道も通っていなくて、お風呂も井戸から水を汲んできて浴びるだけ、ゲームやネットなんてもちろん出来ない、虫も大量、道端には牛糞も落ちてたり(笑)、基本的に電気も含めて自給自足、というものでした。
でも、ここまで普段と違う生活でも
不思議とストレスが無かったです、
朝は鶏の鳴き声で起きて(人生初)、
朝焼けが美しすぎてスケッチしたり、
ステイ先のファミリーが採れたての鶏卵や野菜で美味しいご飯作ってくれて
お昼休みはハンモックで風に揺られながら音楽聴きてお昼寝したり子どもと遊んだり
夜は外灯もないから
満天の星空が見え(流れ星も大量!)、
本当に穏やかで平和な時間が流れる暮らし、
また、 村のひとは本当にフレンドリーで
どの家もドアは日中開けっ放しだし、
いつも村のどこかから談笑が聞こえたり(そんなにクメール語分かんないけど、笑)、
孤児院の子どもたちや、自然や動物も含め
村が一つの大きな家族のようでした。
正直、憧れというか羨ましかったです。
近所づきあいが薄かったり、パーソナルな空間確保が促されやすい日本より、実は
居心地はいいんじゃないかと思ったし、
このような環境の方が子どもは
1人で家でゲームとかしてるより成長すると思います。
日本ではものが溢れているのが当たり前になり、
好きな物や環境を選び、それに囲まれて
過ごせば幸せに感じるかもしれないけど、
それに対して優しい気持ちを持つのは
当たり前だから、それ以外に自信を持って
接することができない、心を開きにくい。
本当の意味で心を幅広く豊かにさせてくれるのは
もっと違う何かなのだろう
ってまず自分を反省しました。笑
また、ステイ先の村には
数年前まで学校がありませんでしたが、
NGOさんにより建てられた学校で
20歳くらいまでの村の子どもたちが学んでいて、
私も日本語や英語の勉強を教えてきました。
※カンボジアは日本人などの外国人の観光客が年々増え、観光産業の発展に伴い、将来の事を考えてこの学校では外国語の学習が進められていました
先生方は日本大好きだしとても親切。
( 口癖が「あなたとコンビにファミリーマート♪」の先生がいた。笑)
また、
とにかく子どもは自分の考えたこと思ったことに素直で、前向きさがものすごく、
回答するとき間違えだって恐れない。
思わず笑ってしまった珍回答連発な時もあり、
授業だけどバラエティ番組でもやっているかの気分だったし、
休み時間では、 年齢クラス関係なく、
決して大きくはない運動場で裸足で駆け回る子ども、15mはあろう木にひょいひょい登る子ども、驚異的なレベルの高いバレーボールをする子ども、お花で冠を作ったりする子どもたちを見て、一緒に遊んで、
本当に幸せな時間を味わう感覚ってこういうものなんだな、と何度もジーンと来てしまいました。笑
カンボジアは常に暑いですが、特に蒸し暑い日にも
みんなイライラすることもなく
とびっきりの笑顔をたくさん見せてくれました。
「いのりさんはたいせつなひとです」「だいすきです」
って黒板や手紙に一生懸命日本語で書いてくれる子もいて、
子どもたちと最後お別れする時は
教育実習の時と同じような気持ちになりました(涙)
嬉しすぎて絶対寿命のびたと思います
でも、学校を教育的な面で見てみると、まだまだ疑問に思う点や不安な部分がたくさんあります。観光スポットを巡った時、小さな子どもが物を必死に売っている姿も見かけました、
暗い過去を持つカンボジアは、今も大きな傷跡が人々の心や、地雷として国の中にもたくさん残っています。
明るいキャラクターの現地ガイドさんが地雷博物館を案内してくれているとき表情を曇らせながら「小さい頃、毎日戦争する音を聞きながら育ちました。もう、戦争は、こりごりです。」と言っていました。
内戦などがなければきっと文化水準は今よりも高いだろうと予想されます。
でも、こんなに前を向いて暮らしている
カンボジアのみなさんや子どもたちもいて
将来も笑顔でいるためにどのような支援が
必要とされているのか、
沢山考えさせられました。
実際にカンボジアのために、カンボジアで企業した日本人の方についてのお話はとても勉強になりました。
カンボジアは、行ってみると感じますが
新日国です。
日本もODAやNGO団体さん等、地雷撤去や医療系など多岐に渡りカンボジアをずっと支援しています。
それを知っているでしょうか?
国を隔てても愛してくれている人たちがいます、
わたし達も日本以外の国へ目を向けながら
生活する事は、改めて日本で生活する上で
様々なことに感謝するようになるきっかけに
なると思います。
自分の将来の事を考える選択肢も
たくさん貰えました。
ぜひお話聞いてくださる方がいれば相談乗って頂けると嬉しいです。笑
逆に、こんな小さな人間、自分ひとりじゃ何も出来ない無力感もたくさん感じました
周りの協力や繋がりがないと活動できないし本当に口だけになってしまう。
でも、これからも小さい事からチャレンジしていきます。
今回出会った文化、自然、歴史、人、
すべての出会いに、ソーム オークン!